番外編「初めての浮気現場」 ページ39
:
・かなりマイナス要素ばかりです
・苦手な人は自衛してね
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『ふふん〜……』
いつもの仕事帰り…
今日の私は重たい足をトボトボとあげながら自宅に帰っているという残業帰りではなく、珍しく定時で終わらせることが出来た
最高に気分がいいって訳じゃないけど、いつもより余裕があって、彼氏にも顔を合わせることが出来るかもと思っていた
悟さんも今日は出張じゃないって言ってたし、久しぶりに会いたいなぁなんて上機嫌のまま自宅に向かっていると私の足が止まる
『……え…』
-
「も〜悟くんかっこいい♡」
「え〜?そう?嬉しいな〜」
「あ!それより、彼女…家にいるんじゃないの?」
「あー帰ってこないの、結構忙しいみたいでさ、全然構ってくれなくてね、僕割と溜まってるんだけど」
「ふふっ、それなら私が相手してあげる!彼女よりも気持ちよくしてあげるよ!♡」
「え、ほんと?ありがとー助かる〜♡」
-
『っ……』
……衝撃だった
目の前で大好きな彼氏の浮気現場を見るなんて…思ってもみなかったから…
あの時の私は現場を見た瞬間、物凄い重い立ちくらみをして、喉が焼ける程吐いて…ただただ気持ち悪くて寒気がしたのを覚えている
でも、全く知らなかった。彼をここまで不安にさせていたなんて思ってもみなかった
構ってくれなくて……という言葉はたしかに心当たりがある、まず私自身の休みは数少ない
彼もそこまで暇じゃないらしくて出張が多い、休みもお互い被らないし過ごすのは本当に最初だけだった
でも、最初だけと言っても最初からお互い忙しかった…なんでこんな急に会うペースが無くなっと思う?
それはね……彼が一方的に私を避けていたからだ
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作者名:なの | 作成日時:2021年1月2日 1時