2.男装マネージャー頑張ります【ハイキュー】

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『…………』



事件や……いや…そこまでやないのは分かっとるんやけど治先輩と自分の気持ちをお互い伝えたのはいいが

付き合うってことになってるんか、なってへんのかが分からへんくなった。

お互いが好き言うて、付き合うっていうのが恋愛なんかもわからんけど。一般的にはそうやと思う


そんな不安もある中、早数日がたってしまった




同じ部活内におる癖にチキンな私は何も聞けなくて、いつも通り過ごしとるんやけど



事件なのはこれ









｢……好きです…治くん｣




｢……あー、｣









職員室へ用事があった私はなんらかの書類を渡して教室に戻ろうとしたら、告白現場を見てしまってん

普通なら通り過ぎたらええんやけど、何故か足は動かんし、治先輩の返答に気になって壁に隠れることが精一杯…。


そして、治先輩に告白したのは小柄で可愛らしい先輩で私なんかよりも女の子って感じが凄かった

お肌もすべすべで綺麗に化粧されているし、スタイルもいいしいかにも女の武器を持っている


そんな先輩に私は黒い感情を抱いてしもうた
そんな感情は上手く言葉では表すんは無理やったけどええもんやないのは分かる






｢……すんません…｣





｢そんなっ！いつも笑顔で差し入れ受け取ってくれとるやん！美味しい言うてくれたやん。思わせぶりしたつもりなん？｣








差し入れ……治先輩は基本的に食べ物系の差し入れは結構受け入れる人や。

笑顔なんも練習終わって腹減っとる状態やから自然と食べ物には目をつけるはず




……好きになるきっかけのひとつやな








｢……思わせぶりなんてしてへんです。でも俺彼女おるんで｣




｢え……彼女おんの？｣




『！？』








……え、治先輩彼女おんの？初耳なんやけど。盗み聞きしたとはいえ…聞くんやなかったな……






｢……せやから諦めてください｣




｢……っ……もうええわ！！｣









先輩は顔を真っ赤にしてその場を後にした。そんで私もこっそり教室に戻った

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