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師匠の元で修行して四ヶ月、四大行を習得し特殊能力の強化を図るクラピカと反して、私は一向にその能力を発揮することが出来ずにいた。
「こんなに練習しても出来ないもんですかね？」
イズナビ「そもそも念能力を持っている人間が少数だからな。お前が能力者でなかったとしても、それは珍しいことではない。」
「自分の中で出来てる感覚はあるんですけどね。」と不服そうに呟くと、気休め程度にと師匠は水の入ったグラスに葉を浮かべたものを差し出した。
イズナビ「そんなに自信があるならやってみろ。」
「な、何をですか？」
イズナビ「クラピカがやっている所を見ていただろ、水見式だ。これを使えばお前の念の特性が分かる。」
師匠は「まぁ、目にも見えない程度の念で特性が分かるとは到底思えないが。」と付け足して、試すように私を見た。
何よ、その言い方。
「分かりましたよ…。」
グラスにぐぐぐっと力を込めるけど、自分の力が物理的な問題からそこまで及んでいないように感じた。
イズナビ「だから言っただろ。」
「もう少しグラスを近づけてもいいですか？」
イズナビ「ん？あぁ。」
膝の上にそれを乗せて、再び力を込めると今度は水が溢れ出した。
これって特性を示してるのかな？
そうっと師匠の顔色を伺うと、彼は目を丸くしてグラスと私を交互に見た。
イズナビ「これは驚いた…まさか本当に念を会得していたとはな。しかもお前、強化系だったのか。」
「強化系？？」
イズナビ「だが、そんなに至近距離出ないと念が及ばないのは不可解だな。」
「そうなんですか…。」
そう呟くと、師匠は顬の辺りに指をくるくるとさせながら私をじっと見つめた。
「…ど、どうです？」
イズナビ「そうか…そういうことなんだな。」
「へ？」
イズナビ「お前の念の及ぶ範囲が極端に狭い訳が分かった。」
「！？」
「それだ。」と指差されたのは右腕と左脚の例の輪っか。
…え、コレ？？？
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かにかま(プロフ) - (名前)さきのさん» コメントありがとうございます。褒められると伸びるタイプなので、そう言って頂けて嬉しいです笑 今後ともお楽しみ頂けますように精進しますね。 (2019年10月1日 0時) (
レス) id: 39e4a96b67 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)さきの(プロフ) - 毎日1話ずつ更新してくださってありがとうございます！1日の終わりにこの小説を楽しみにしています^ ^更新頑張ってください！！ (2019年9月30日 23時) (レス) id: 7fbb21366a (このIDを非表示/違反報告)
かにかま(プロフ) - 林 香織?さん» 素敵なコメントをありがとうございます！ これから紐解いていくので、楽しんで頂けたらうれしいです(^^) (2019年9月24日 19時) (レス) id: 39e4a96b67 (このIDを非表示/違反報告)
林 香織?(プロフ) - この小説めっちゃ好きです…ヒソカの大事な人の事も気になりますし、不器用な夢主、愛に気づかないクラピカ。めちゃくちゃ面白いです！更新ファイトです！ (2019年9月24日 16時) (レス) id: 3baa06326a (このIDを非表示/違反報告)
かにかま(プロフ) - 音かなでさん» わわっ！とても励みになるコメントをありがとうございます。これからも楽しんでもらえますように精進しますね。 (2019年9月11日 22時) (レス) id: 39e4a96b67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かにかま | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/0660ea0a061/
作成日時：2019年9月6日 22時
