#10 ページ12
4時間ほどたっただろうか＿＿＿
最初は意気揚々として先頭集団を走っていたはずの受験者達が、段々と姿を消していく。
私たちは、クラピカのアドバイスを信じて中間グループをそこそこのペースで走っていたのでそこまで体力の消耗に悩まされてはいなかった…ハズ。
…彼を除いては。
右斜め上に視線を向けると、疲労から目が虚ろになるレオリオがフラフラと走っていた。
仕方ないよね、重そうなアタッシュケース片手に動きずらそうなスーツ着てるんだもん。
何だか心配になって声を掛けた。
「レオリオ大丈夫？」
レオリオ「ﾊｧ…ﾊｧ…」
クラピカ「大丈夫…じゃなさそうだな。」
苦笑いをするクラピカは、額に汗を滲ませているものの 安定した息遣いで足を進める。
私も負けじと彼女にペースを合わせる。
クラピカ「Aは大丈夫か？」
「うん。まだ少し頑張れそう。」
クラピカ「そうか、良かった。」
＿＿＿さらに30分ほど経って
クラピカ「ゴンもレオリオも見えなくなってきたな。」
「二人とも追いつくといいんだけど…。｣
心配そうに呟く彼女に心底同情していると、後ろからけたたましい足音が後を追ってくるのが聞こえてきた。
クラピカ「…！！？？」
後ろを振り返ってクラピカはハッとした。
私もマネして振り返ると、そこには死にものぐるいで走るレオリオがいた。
「レっ、レオリオ！」
クラピカ「大丈夫なのか？」
レオリオ「大丈夫なわけねぇだろ！！でもこれごときで諦めてらんねぇよ！」
スーツを脱ぎ上裸で走る彼を見て、「私も負けてられないな。」とクラピカも上に着ていたケープを脱ぎ鞄にしまった。
「その服の下そんな風になってたんだね。」
クラピカ「ん？あぁ。」
「何かえっちだね。」
クラピカ「ば、馬鹿野郎！」
本心をそのまま口に出すと、顔を火照らせたクラピカに脇腹を軽く殴られた。
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かにかま(プロフ) - Ruiさん» コメントありがとうございます。折角のお誘いですが、細々と執筆活動に勤しみたいと思っておりますのでイベント等に関心はありません。こんな作品にまで声を掛けてくださってありがとうございます。生意気ですがお許しください…… (2020年8月12日 14時) (
レス) id: c18fa87c81 (このIDを非表示/違反報告)
Rui - クラピカ大好き無理でしたらお断りして構いません長らくコメント失礼しました。 (2020年8月12日 9時) (レス) id: 882913bd82 (このIDを非表示/違反報告)
Rui - いつも楽しませて頂きますもし良かったらイベントで好きな作品読めるやっていますイベントというのはこんな感じ「https://uranai.nosv.org/u.php」日本語下手でもとんでもないです凄く読みやすかったですこれから作品頑張って下さい (2020年8月12日 9時) (レス) id: 882913bd82 (このIDを非表示/違反報告)
かにかま(プロフ) - 加奈さん» コメントありがとうございます。至らぬ点がございましたようで、申し訳ございませんでした。差し支えなければ、ご意見の方をお願いします。 (2020年3月27日 15時) (レス) id: c18fa87c81 (このIDを非表示/違反報告)
加奈 - 意味わかって言ってんだね、君。 (2020年3月27日 15時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かにかま | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/0660ea0a061/
作成日時：2019年7月26日 19時
