#9 ページ11
一次試験会場に着くと、ナンバープレートを受け取り控えの場所に集められた。
「406番か。。」
受験番号を口ずさみながらナンバープレートを胸につけると、後から声を掛けられた。
？「やぁ。」
「ど、どうも？」
トンパ「俺はトンパ。良かったらお近付きの印にどうぞ。」
「ありがとうございます。」
トンパさんとかいう人の良さそうなおじさんが缶ジュースを差し出してきて、それを受け取ろうとした時 その手を叩かれた。
クラピカ「知らない人から物を貰っちゃいけません！」
「あ、お母さん。」←
トンパ「お母さん！！！？？？」
混乱しているトンパさんを横目に周りを見渡すと、個性の強い受験者達が準備体操やら牽制やらをしていた。
レオリオ「おい、あの44番のピエロみたいな奴ヤバそうだな。」
ゴン「さっきぶつかった人の腕を切り落としてたよ。」
(44番……？)
トンパ「アイツは前回のハンター試験で合格は確実だと言われていたが、試験官を殺した為失格となったんだ。」
クラピカ「試験官を殺しても試験資格は失わないのか…。」
ゴン「おじさんはなんでそんなに詳しいの？」
トンパ「俺はハンター試験を35浪してるからな。」
レオリオ「マジかよ」
トンパ「そろそろ仲間のところに行かねぇと。じゃあ、二次試験で会おうな！」
ゴン「うん、ばいばーい！」
「なんだか胡散臭い奴だな…」と呟くクラピカに首をかしげると、試験官の声が響いた。
「これから一次試験を始めます。試験内容は至って簡単。私に最後まで着いてきてくださいませ。」
案外シンプルな試験内容に会場は少しざわついた。
「着いていくだけ…？」
レオリオ「何か拍子抜けすんなぁ。」
クラピカ「着いていくと言っても、スピードや時間、周囲の環境が何も明示されていない。すなわち、精神力と忍耐力が試されていると考察できる。」
「確かにそうだよね。3日間走り続けろとか言われたらどうしよう。」
ゴン「ね！ワクワクしちゃうね！」
「「「…。」」」
そんなことよりも私の頭を巡っていたのは、トンパさんが話していた44番の受験者のこと。
*
＿＿＿『君は外の世界を知りたいと思わないかい？♢』
*
(もしかして…いや、まさかね。
＿＿でも後ろ姿があの人に似てるんだよね。)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 262人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「HUNTER×HUNTER」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かにかま(プロフ) - Ruiさん» コメントありがとうございます。折角のお誘いですが、細々と執筆活動に勤しみたいと思っておりますのでイベント等に関心はありません。こんな作品にまで声を掛けてくださってありがとうございます。生意気ですがお許しください…… (2020年8月12日 14時) (
レス) id: c18fa87c81 (このIDを非表示/違反報告)
Rui - クラピカ大好き無理でしたらお断りして構いません長らくコメント失礼しました。 (2020年8月12日 9時) (レス) id: 882913bd82 (このIDを非表示/違反報告)
Rui - いつも楽しませて頂きますもし良かったらイベントで好きな作品読めるやっていますイベントというのはこんな感じ「https://uranai.nosv.org/u.php」日本語下手でもとんでもないです凄く読みやすかったですこれから作品頑張って下さい (2020年8月12日 9時) (レス) id: 882913bd82 (このIDを非表示/違反報告)
かにかま(プロフ) - 加奈さん» コメントありがとうございます。至らぬ点がございましたようで、申し訳ございませんでした。差し支えなければ、ご意見の方をお願いします。 (2020年3月27日 15時) (レス) id: c18fa87c81 (このIDを非表示/違反報告)
加奈 - 意味わかって言ってんだね、君。 (2020年3月27日 15時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かにかま | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/0660ea0a061/
作成日時：2019年7月26日 19時
