花一匁4【沖田総悟】

女子高校生とデート43 ページ10

｢ねぇ、ちょっと。…協力ってどういうこと？？｣


｢まぁ、神楽ちゃんと私と沖田さんで、作戦を立ててたってことね。｣


妙ちゃんがウインクした。


｢題して、“チキチキ！Aと沖田をくっつけよう大作戦ー！！ドンドンパフパフ！”｣


｢…く、くっつけよう大作…戦…？？｣



｢………簡単に言えば、コイツらに俺が弱み握られて、助言をもらってここまで持ち込んだっつー訳だ。｣


沖田君がはァとため息をつきながら言った。


どうやら、沖田君は妙ちゃんと神楽ちゃんに気持ちを勘づかれ、そこからは3人で協力して私たちをくっつけようとしてくれていたらしい。


｢全然分かんなかった…。｣


｢デショ？コイツ、チキンだからなかなか言い出さなくて焦れったすぎたアル。｣


神楽ちゃんがヤレヤレと大袈裟に身振り手振りをする。


｢テメェ…。｣


｢というかさ…。一つ気になることがあるんだけど…。もしかして………あの…。全部私の想いって…………筒抜けだったって事…だよね？｣









｢…まァ、そういう事にならァ。｣


その言葉を聞いた瞬間、ボボボと火がついたように顔が赤面したのを感じた。



｢うっ、嘘ぉぉぉお！！！！/////嘘だと言ってくれ誰かァァァ！！！！え、バレてたの！？バレてたんだよね！？！？妙ちゃん！神楽ちゃん！！！｣


｢｢……。｣｣


｢なんでだァァァ！！！なんで何も言わないの！？なんで目合わせてくれないの！？おーい！！妙ちゃん神楽ちゃぁああああん！！！｣


｢ま、良いじゃねーか。可愛い所もあんじゃねーかィ、嫉妬したり、実はドキドキしてくれてたりなァ？｣


｢そこから知ってたんだ！！やっぱり知ってるんだ！！！/////｣

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