沖田さん、それ以上近づかないで下さい【沖田総悟】

沖田さんは救世主1 ページ46

今日は、もうお店を閉めた。




｢夕焼け綺麗！！｣




外はもう茜色に染まっている。




(今日のご飯は、どうしようかな……。)




私は、今日のご飯を考えながら、スーパーに買い出しに行った。




(…あっ、そうだ…！卵足りないんだった……。)




今日の夕飯は、オムライスにしようと思っていたのだが、肝心の卵が冷蔵庫にある分では足りないことを思い出した。




｢げっ…｣





卵売り場では、スーパーの店員さんが、タイムセールのシールを貼っている所だった。




(……危ない危ない……。男だった……。)




私は、くるっと180度回転し、卵売り場は後で寄ることにした。やっぱり、見知らぬ男の人は、まだダメらしい。





(慣れって本当に怖い……。)





そう考えると、沖田さんには随分慣れた私が怖い。さすが、毎日通っているだけある。感心してしまう程に。なんちゃって。




“用心しねーと、次は━━━━━━”







“ココに”





｢〜〜っ！！/////｣





ついつい、この間の事を思い出してしまい、顔がばっと赤くなる。





(……恥ずかしい…)





思い出さないように、気をつけていたのだが、やっぱり数日経っても熱は冷めない。





スーパーの鏡に映る、自分の真っ赤な顔を見て、私は尚更赤く染まった。

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