沖田さん、それ以上近づかないで下さい【沖田総悟】

沖田さん、お仕事は？4 ページ29

｢……………もういいでしょ、……十分…居座ったんだから、………………そろそろ……………｣





｢嫌でさァ｣






｢……………はぁ…。｣







沖田さんは、アイスを食べ終え、本格的に店でくつろぎ出した。







｢…あー、2時半になったら起こして下せェ。｣







｢は！？｣








｢じゃ、おやすみなせェ。｣






そう言うと、沖田さんは不思議なデザインのアイマスクを取り出し、速攻で寝始めた。







｢……ちょ、ちょっと！！こんな所で寝ないで下さい！！！ねぇ！｣






私の隣に座って、そのまま壁にもたれ掛かり、寝てしまった。








……ていうか、叩いても叫んでも全然起きてくれない。アイマスを引っ張って、ぺちんってしても起きない。







(………これって営業妨害じゃないんですか！？)







しかも、寝付くの早っ。







(…………そういえば、この人、………嫌いな上司さんが居たんだよね…………)








なるほど。

上司に連絡する→引取りに来てもらう→店からいなくなる

これで完璧じゃない！？我ながらいい作戦。ウンウン。





(……電話………どこかな……)






ダメだと分かっていつつ、沖田さんのケータイを探す。(実際には触れられないので見て探す)でも、こっちも迷惑してんだから、これで同じだよね………。





(……ていうか、沖田さんの上司も男じゃん！！！！！)






沖田さんでさえ、こんなのなのに、全く知らない上司さんとなんて、話せるわけが無い。







(………はぁぁぁ…………。)

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