沖田さん、それ以上近づかないで下さい【沖田総悟】

沖田さんはサボり魔さん3 ページ13

「よー、Aちゃん。」



「Aさん、こんにちは。」



「…コ、コンニチハ………ギントキサン、シンパチクン………」



「あれ、総一郎君じゃん。」



「旦那ァ、総悟でさァ。つーか、旦那でもダメなんですねィ、Aさん。こりゃ重症だ。」



“てっきり旦那らとなら、いけるのかと思いやした”と沖田さんが呟く。







「ご、…ごめんなさい………。」



「あぁーっ、Aさん、謝らなくて良いですから！ね？」



慌てて新八くんがそう言った。



銀時さんと新八くんとは、神楽ちゃんと知り合ってからちょこちょこ会って話したりしているが、未だに慣れない。みんな優しいから本当に申し訳無い。




「何？そういう沖田君も真っ昼間からサボり？良いご身分ですねぇ」




「ちと面白ェもん見つけたんでねィ。」




「そうかい、……お前調教とかすんじゃねーよ？Aちゃんが可哀想だから」




「大丈夫でさァ、やるときゃきっちり、最上の雌豚に仕上げるんで」




「調……教…？」




銀時さんと沖田さんの言葉に首をかしげながら耳を傾けていると、神楽ちゃんに知らなくて良いと言われてしまった。




「ま、気楽にやろうぜ、Aちゃん。」



銀さんは、そう言うとにこりと笑った。



「それじゃあ、僕達そろそろ仕事なんで」




「お仕事……頑…張って下さ……い…」



「おー。んじゃ、またな。総一郎君も、ほどほどにな。」



「旦那ァ、総悟です」



「A、また来るアル！！くれぐれも気を付けるヨロシ！」



「…がんばってね！神楽ちゃん！またね！」



そうして、万事屋一行は去っていった。

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