色々詰め込んだ短編集！文スト

ポートマフィアで『シンデレラ』！2 ページ14

姉２「準備が整いましたわ！お母様！」

『そこにやってきたのはたくさんの装飾品と綺麗なドレスで着飾ったシンデレラの義理の姉、ちぃ、ちゅや子でした。』

太「あ、広津さん噛んだ」

ホールが軽い笑いに包まれた。

因みに舞台裏では羞恥のあまり広津が震えていた

姉２「あっ！シンデレラじゃない！貴女はどうしてドレスを着ていないのかしら？あっ、そうか、お留守番でしたわね！ごめんなさい！」

姉２は女子高の女王様のような態度でおほほ笑いをした。

太「うわ、うざっ」


姉２「そういえば、私の部屋に埃が落ちていたわ！ちゃんと掃除してないでしょ！」

ちゅや子はシンデレラに掴みかかった。

シンデレラ「ご、ごめんなさいぃ！これから気をつけますから！」

ふんっ、と言って手を離すちゅや子。観客に目を向け内股になる。

人差し指を立てて腕を伸ばして言った。

ちゅや子「2度目はなくってよ！」

探偵社員「ﾌﾞｯﾌｫｵｵｵｵｵwww」

『こうして姉2人と継母は出かけて行きました。

…さて、1人残されたシンデレラは井戸で水を汲みながら嘆きます。』


シンデレラ「どうして、私はこんな目にあうの…ああ、神様！どうか惨めな私を助けてください」

『すると、シンデレラの目の前が突然キラキラと光り始めました。』

シンデレラ「きゃっ！」

そこに現れたのは…

魔女「はっはっは！憐れなシンデレラよ！この梶井基次…魔女が科学の…いや、魔法の力で助けよう！」

因みに魔女の服装はパステルカラーのドレスに妖精のような羽、ファンシーなステッキを持った姿である

シンデレラ「あ、あなたは…魔女さん？」

魔女「シンデレラよ！舞踏会に行きたいのだろう？今からこの梶井が素晴らしい魔法実験をしよう！みていたまえ！」

敦「もう自分の本名言っちゃってるじゃん…」

魔女「スイへーリーベーボクノフネ！」

『梶井…いや、魔女が魔法の呪文を唱えるとたちまちネズミが馬に、かぼちゃが馬車になったではありませんか！』

乱「渋い声で『なったではありませんか！』って言ってるの、地味に面白いよね」

『…魔女は更に、シンデレラの服をドレスに変えました。』


魔女「さあ、シンデレラ！舞踏会に行くがいい！」

シンデレラ「ありがとう！魔女さん！」

谷「まともに演技してるのシンデレラだけな気がする。」

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