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「行きてぇけど、姉ちゃん置いてきたくねぇな」
「ん！？」
しょぼんと効果音が聞こえそうな表情と仕草。
姉としては今すぐにでも行って欲しいけど、そんな顔されたら「そうだね！姉ちゃんも離れたくないよ！」って肯定したくなるじゃん！！
だけどさすがにこれはだめだ。ブルーロックに行く事で凛ちゃんのエゴ(冴ちゃんに対する湿度とも言う)がより成長する。冴ちゃんも心を鬼にしてナイトスノウを通過したんだから、このくらいで私が揺らいだらだめだ。
「凛ちゃん。姉ちゃんも離れたくないよ。でも、それよりも私は凛ちゃんの夢を大事にしたいの。これは世界一のストライカーになる為の大事な通過点。行くか行かないかで今後の人生が大きく左右される」
「……」
「内容は分からないけど、一生会えない訳じゃないじゃん？それに、凛ちゃんが会いたくなったら私いつでも会いに行くよ！凛ちゃんの為なら何でもするし！」
「…姉ちゃんがそんなに言うなら」
熱弁が効いたのかすんなり「行く」と言ってくれた凛ちゃん。
良かった。これでも行かないの一点張りだったらどうしようかと思ったよ。てかサッカー＜私なんだね。
「…つーか姉ちゃん」
「何？」
「男にすぐ『好き』とか『何でもする』とか言うんじゃねぇよ」
「『男に』って…てか私凛ちゃんと冴ちゃん以外にそんな事言わないし」
「あﾞ？あいつにも言ってんのかよ」
「違…わないけど！そんなに怒らないでよ！凛ちゃん怖い！！」
反射的に口にした「怖い」。それを聞いた途端、凛ちゃんは力を入れていた手を緩め、ふらふらと私から離れる。
「え、大丈夫？ごめんね。怖いは言い過ぎたよね」
「…っ、大丈夫だから触んな」
「え」
顔色を確認しようと思ったのに、軽く手を弾かれた。それに続く「触るな」というワード。
混乱する私に「部屋戻る」とだけ言うと、凛ちゃんは見向きもせず出て行ってしまった。
今の気持ちを率直に言うと悲しい。この言葉じゃ足りない程に。
冴ちゃんの名前出したのそんなに悪かったかな。でも「凛ちゃんだけ」って言ったら、あとからややこしくなりそうだし…。いや、それよりも＿＿＿
「まずはこの状況にちょっと嬉しさを感じてる自分に引くべきだよね」
ショックだけど原作通り(解釈一致)の凛ちゃんも好き。多分ブルーロックのマネージャーとして転生してたら初期はあんな感じのはず。
自分の想像以上に弟への愛が強い事を知った私だった。
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Edisa(プロフ) - 続き見たいです！ (4月8日 0時) (
レス) @page24 id: 7c18e46756 (このIDを非表示/違反報告)
NONAME(プロフ) - ヤンデレ凛ちゃん最高過ぎる！！更新楽しみに待ってます！ (12月5日 20時) (レス) @page23 id: 2ae7d2d5c3 (このIDを非表示/違反報告)
まったり団子 - ヤンデレ！いい！私もヤンデレ系書こうと思ってるので参考にさせてもらえると嬉しいです！ (12月1日 20時) (レス) id: f793216af5 (このIDを非表示/違反報告)
雪女 - 更新楽しみにしてます(●︎´▽︎`●︎) (7月19日 13時) (レス) id: 6c1d2855e5 (このIDを非表示/違反報告)
マシュ(プロフ) - 久しぶりの更新嬉しいです！！大好きな作品なのでずっと待ってます！！無理しない程度に頑張って下さい！ (2023年4月23日 21時) (レス) id: 94c7c88031 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りよ | 作成日時：2023年3月27日 16時
