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11-狂気に歪んだターコイズブルー ページ21






潔と会ってから早数か月。初対面以降も奇跡的に何度か会い、この前ついに連絡先を交換した。
何この奇跡!?どんな確率!?実質宝くじに当たったよね!




「ほんっと最高!!人生の運使い切ったかも!!」


「姉ちゃん?」




ベッドにあるクッションをほこりが舞う程叩いていると、ドアの隙間から愛しい弟が顔を覗かせていた。もちろん凛ちゃんである。ちなみに、叩いてたクッションは昔冴ちゃんがクレーンゲームで取ってくれたやつだ。




「悪い。ノックしても返事なかったから心配で」

「姉ちゃんの事心配してくれたの!?好き!!」




たまにヤンデレを発動するが、それでも大好きな推し兼弟である事に変わりはない為全力で愛を伝える。その一貫でハグを求めると、ギクシャクしながらも優しく応じてくれるからひたすらにかわいい。

しばらくそうしていると、凛ちゃんが私から離れてしまった。見上げて視界に写ったのは、不安そうな…寂しそうな、そんな表情をする凛ちゃんだった。




「凛ちゃん?どうしたの?」

「いや…別に」

「嘘つかないの!絶対何かあるでしょ!」




姉である私には何でもお見通しだ。
十年以上一緒にいるから冴ちゃんと凛ちゃんの事はよく分かる。今みたいに、あからさまに目を逸らすのは誰にでもバレると思うけど。




「嫌なら言わなくて良いけど、姉ちゃんは凛ちゃんの力になりたいんだ。良かったら話してくれないかな?」

「…力になりたい?」

「そう。私は凛ちゃんの味方だよ」

「ずっと?どんな時も?」

「うん。約束する」




まあ、冴ちゃんの味方でもあるけど。ナイトスノウ以降、凛ちゃんの前ではなるべく冴ちゃんの名前を出さないようにしている。ヤンデレ発動しちゃうからね。

私の言葉を聞き、凛ちゃんは少し迷うようなそぶりを見せつつも口を開いた。




「強化指定選手に選抜されたんだ」

「へ?」




予想外の発言に頼りない声が出てしまった。そして、ある事実に気が付く。私は高校三年、凛ちゃんは高校一年…もうブルーロックへ行く年齢だ。




「…おめでと!凛ちゃんずっと頑張ってたもんね!」




嬉しいけどちょっと複雑。ブルーロックに行ったら、U20戦が終わるまで戻って来れない。つまり数か月間会えないって事だ。そう考えるとやっぱり寂しい。
冴ちゃんが帰って来ても一緒にはいられないだろうし、しばらく一人が続きそう。

そんな事を考えていると、凛ちゃんがそっと私の頭に触れた。

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Edisa(プロフ) - 続き見たいです! (4月8日 0時) (レス) @page24 id: 7c18e46756 (このIDを非表示/違反報告)
NONAME(プロフ) - ヤンデレ凛ちゃん最高過ぎる!!更新楽しみに待ってます! (12月5日 20時) (レス) @page23 id: 2ae7d2d5c3 (このIDを非表示/違反報告)
まったり団子 - ヤンデレ!いい!私もヤンデレ系書こうと思ってるので参考にさせてもらえると嬉しいです! (12月1日 20時) (レス) id: f793216af5 (このIDを非表示/違反報告)
雪女 - 更新楽しみにしてます(●︎´▽︎`●︎) (7月19日 13時) (レス) id: 6c1d2855e5 (このIDを非表示/違反報告)
マシュ(プロフ) - 久しぶりの更新嬉しいです!!大好きな作品なのでずっと待ってます!!無理しない程度に頑張って下さい! (2023年4月23日 21時) (レス) id: 94c7c88031 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りよ | 作成日時:2023年3月27日 16時

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