【銀魂ﾄﾘｯﾌﾟ】恋動の幕末

まじでか ページ35

ー土方サイドー




「ーーーああ？レストランだぁ？」



「ええ。…どうやら過激派ってェのは
随分余裕がおありのようで」





．





山崎から報告があり、

密輸を主とする過激派攘夷党の頭の
所在が掴めた、…と、いうことでさっそく
逮捕に向かおうとしたわけだが。





．







「…随分となめられたもんだな」





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そしてそいつが
おそらくその密輸の関係者であると思われる
女との密会を開くというのだ。





「…なんでそんな目立つとこで会合開くんだよ
全然密会じゃねーじゃねェか」




「さあねィ。あんたと一緒でバカなんじゃ
ねーですか」

「ぶっ殺すぞ」





.





……しかしまあ、密輸の首謀者を
相手側ごとひっ捉えるチャンスなわけだ。
逃す気は早々ねェ




.





「…いつだ」



「えーと、明後日でさァ」





さて、次の問題は。と考えを移行する





.





「…とりあえず、しょっぴく段取りがいる。
奴らの会話も重要な手がかりだ。聞き逃すことはあるめェ。…つっても、場所が場所だし」




「何ブツブツ言ってんですか、歳ですかィ」

「テメェもちったァ考えろ」





.





そういった俺に、簡単なことですよ、と
言葉を重ねた総悟






.





.





「誰かがレストランに潜入すりゃいいでしょうよ」



「……簡単に言うな。もう既に山崎にゃ
違う件に移ってもらったんだから」

「誰が山崎にさせるっつったんでィ」




「は？」





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にやり、と笑みを浮かべたそいつ。…あ、やべ





.





「……あんたが潜入すりゃいいでしょ」

「いやなんでだ」






とはいえ、考えてみれば
潜入捜査に向いてそうな輩がいるだろうか。





.





.






「…はぁー……わかった。」

「ああ、ちなみにですね。」





まだ何かあるのかよ、とため息をつけば。





.






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「ーーーそのレストラン、

……明後日は恋人デーらしいでさァ」





「……なんだそのふざけた日は」

「つまり、男女ペアでしか、入店できねェんです」





.





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