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♯4 ページ21

ー銀時サイドー



突如に鳴り響いた電話に舌打ちをする。

苛立ちを抑えながら受話器を乱暴に
取り上げた。





「セールスならお断りっつってんだよ!
んだよ!こちとら忙しいんだよ!!」

『そりゃ悪かったな。テメェが忙しいなんざ
一年に一度あるかないかだしな』


「んだと!?」




だが、一つ聞きたいことがある、と口にする
電話相手は……なんと真選組の土方君。
やけにギラついた声で言いやがるもんだから
俺も耳を貸さざるを得ず。















『ーーー如月Aは、今そこにいるか』

「………Aが、どうかしたのか」






電話口の向こう
土方君の少し言い淀むような、嫌な間が続く

ーーしばしの沈黙の後、そいつは観念したように口を開いた





『巷を騒がしている女性誘拐事件
……それに巻き込まれた可能性がある』


「なっ!?」





いやな予感が、見事に的中してしまいやがった

んだよ、…パチンコはいつも当たらねーくせに
こんなもんにばっか運勢使ってちゃ世話ねーや









「ちっ…捜査は」



『いまやってる』

「んだよ、つかえねーな」
『なんかいったか』






はぁー、とため息をついた土方君は

『…如月は、そっちにいねーんだな?』と
念を押すようにいった。






「…いねーよ。昼過ぎくれェから
帰ってきてねェ」




そうか、と。あまりに短い返事の後に、
こうから電話は切れて。

無機質にプープーと機械音が響く受話器を
戻し、俺はため息をついた。






「っち……」


「銀さん…どうかしたんですか」


「あー…あれだよ。悪徳セールス」

「マヨネーズのセールスなんて
聞いたことないヨ」






「……っせーよ。テメェらはここにいろ」





面倒ごとを見事に引き寄せてきちまいやがった




(ーーったく、身柄引き受けちまった以上、
こういう時に無視できねーだろ)




ましてやあんな無能警察になんざ任せて
られるかっての。






ガキどもを制した後、
どっから捜すか、と万事屋の扉をくぐった

迷惑千万→←♯3



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シュシュ(プロフ) - ライラックさん» ありがとうございます!精一杯がんばります! (2014年12月27日 19時) (レス) id: 3d9f014fa5 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ(プロフ) - ライラックさん» そうなんですか!?…あ、もしかしたら私もかもっ…。でもとりあえずおめでとうごさいます!ということで。笑 (2014年12月27日 9時) (レス) id: 3d9f014fa5 (このIDを非表示/違反報告)
ライラック(プロフ) - この小説面白いです!!更新頑張ってください! (2014年12月27日 9時) (レス) id: 15e1b5e5df (このIDを非表示/違反報告)
ライラック(プロフ) - 銀魂アニメ再開嬉しいです!!私の地域で見れないけど多分… (2014年12月27日 9時) (レス) id: 15e1b5e5df (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ(プロフ) - 恋狂さん» 私も母にビックニュース!!って叫びながら報告しました!笑 スポンサーについてくださった勇気のある人たちに感謝です (2014年12月26日 15時) (レス) id: 3d9f014fa5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シュシュ | 作者ホームページ:   
作成日時:2014年12月16日 22時

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