[おそ松さんホラーゲーム]MIRROR

謎の頭痛 ページ22

大きな廊下のような所に出ると一松がいた

おそ松「おい!!一松!!一人は危ないだろ!!」

一松「いいって。大体何が危険なの･･･」

と、一松の後ろで子犬の鳴き声……というか、吠え声？がした


一松「犬･･･?こんなところに?」


一松は犬の方に向かう。

俺も犬の所に歩く。

一松「わんこだ。煮干し食うかな･･･?」
おそ松「大体犬って煮干し食うの?」←

その犬はチワワより少し大きい程度。


可愛いよ?可愛いけど･･･


血走った目。

垂れる涎。

明らかに様子がおかしい


おそ松「おい、そいつ様子がおかしいぞ。離れろ」


それに気づいていないのか、一松は犬に背を向ける


一松「だから何が･･･」



犬は体制を低くした


飛びかかる前兆だ

おそ松「あぶないっ!!」

一松「!?」


俺は一松を突き飛ばした


犬の鋭い歯が腕に食い込み、皮膚に刺さった


おそ松「ぐわっ･･･」


反動でへたりこんでしまった。


腕からは赤いナニカが滴り落ちる。


一松「あ･･･お、おい!!おそ松兄さん!!」

俺は兄らしく笑った


おそ松「だ、大丈夫、だ。そっちも大丈夫か?突き飛ばして悪かったな」


一松は怒ったように俯いた

一松「た、助けてくれなんて･･･言ってないし･･･もういい!!」




一松の姿は闇に溶け込み、見えなくなった。




おそ松「まだ犬いるかもしれないからきをつけろよ!!」


叫んだら頭痛がした。


おそ松「･･･?」

化け物→←第２章 ハジマリ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す