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『じゃあなんでっ
なんでてめェらはここに平然といるんだよ！！
先生に助けられたんじゃねェのか！？』
『だから落ち着けって言っているだろうがァァ！！！』
『グフッ！？』
桂は暴れる高杉を大人しくさせるために高杉の後頭部に思い切り頭突きをした
それがあまりにも痛かったのか、高杉は後頭部を抱えてしゃがみこむ
『俺がAから話は聞いた』
『じゃあ話せよ！！』
『……昨晩、笠を被った男たちが急に押し入って来たのは覚えているだろう。
そいつらがそれで先生を捕らえたそうだ』
『じゃあ易々とやられたってェのか！！？』
『それは俺たちも同じだろう。それに二人は違う。
Aも銀時も激しくも抵抗したのだろう。
その証拠にそこに死体が重なってる。
よく見ろ。怒りで周りが見えてないぞ高杉』
桂が指さした方を見れば確かにそこには大人の男の、笠を被ったヤツらの死体が数人分重なり合うように山になっていた
『俺たちでは推し量れんかったが相当な手練だったそうだ。
銀時もAも怪我を負うほどに…
それが20人か、それ以上いたらしい……
手練の者がそうもいては、この二人だろうと勝てるわけがない』
『ッ……』
『先生は、自ら行ったそうだ。
"すぐ戻る"……そう言って』
『戻るわけねェだろッ
幕府は先生を邪魔者扱いしてるんだぞ！？
殺されるに決まってる！！！』
双子が無力さに絶望したように、この二人も己の無力さを悔いました
四人はただ、ちょっと強いだけの悪ガキでしかない
幕府相手に何かができるような、力は一切ありませんでした
『……………』
『高杉、どこに行く』
『……先生がここにいねェんなら、俺がここにいる理由はねェ』
『そうか。なら少し頭を冷やしてこい。
どうせ我らは行く宛などない子供だ、力を合わせて生きていかねばならん。
整理が着いたらまた戻ってくればいい』
高杉は桂の言葉を聞き、静かにどこかへと消えていった
『……A、銀時』
『『……………………………』』
『これから、どうする』
その時に、双子は何も答えなかった
双子は、何も持っていなかったところを吉田松陽に拾われて様々なものを手に入れました
けれど、それは突然全てまた消えてしまいました
全てが消えてしまったのです
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江(プロフ) - Milkさん» コメントありがとうございます！好きと言っていただけて凄く嬉しいです！これからも愛読よろしくお願いします！！ (2020年5月8日 12時) (
レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
Milk - 初コメ失礼します！！本当に本当にこの小説すごく好きです…！！ (2020年5月4日 15時) (レス) id: b976b329cf (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 白狼龍さん» ありがとうございます！更新頑張りますね！ (2020年5月1日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - ☆ねこ☆ねこ☆さん» コメありがとうございます！これからもハラハラドキドキしちゃってください！ (2020年5月1日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
白狼龍 - 面白かったです！ とても続きが気になります(*´∇｀*) (2020年4月26日 22時) (レス) id: b10076b070 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江
| 作成日時：2020年3月13日 16時
