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『だからって団子の食べ放題であんなアホみたいにしこたま食うのは見てて恥ずかしい』

『裏切り者ォォォォォ！！』

『団子より私は駄菓子をしこたま食いたい』

『それより銀時、A、話がズレているぞ』




元は誕生日話だったはずがどんどん話が離れていっていた




『それで、松陽あの日がいつか覚えてるの？』

『勿論ですよ。
カレンダーに赤ペンで穴あくほどぐりぐり丸つけてます』

『手帳に彼氏の誕生日書き込む彼女か』




Aはたまらずそうツッ込んだ




『あの日は10月10日ですよ。
今から、Aと銀時の誕生日は10月10日です！』

『誕生日ねぇ』

『そう言われても実感ねぇよ』

『ほんとね』




それでも、人ならば当たり前のように持つ誕生日をやっと持てた双子はどこか嬉しそうだった




『では今年から銀時とAの誕生日も祝えるな！』

『え、ヅラそんなに私たちの誕生日祝いたかったの？』

『ヅラじゃない桂だ。
それに祝いたいのは当たり前だろう！
俺の大事な友の生まれた日だ！』

『『『お前友達とかいたのかよヅラ』』』

『貴様らァァァァァ！！！』

『ふふふ』




四人のやり取りを見て、松陽が笑う




弟子たちはそれぞれが何もかもが違かった

姿形、性格、特技、趣味、好物

当たり前だが、みんな違う

ハマリ合うはずのないでこぼこ

けれどそこにピッタリとハマリ合うことの出来る者たちがおりました




『はぁ……うるせぇ』

『とか言いながら晋助も騒ぐの嫌いではないじゃん』

『はぁ？嫌いだっつーの。特にコイツらはな』

『嫌よ嫌よも好きのうちって？ツンデレめ』

『んだとこの天パが』

『イダダダダ』




銀時と桂が言い争い始め、高杉はそれを疲れたように眺めていた
Aも同じようにそれを見ていて、Aが減らず口を叩けば慣れたように高杉はその髪を引っ張った




『晋助って銀と全っ然合わないよねー。あれなに？』

『生理的に無理ってやつじゃねェか』

『その場合顔を見るのもダメになるけど。
顔見れてる時点で大丈夫じゃね』

『ならあれだ。……とにかくムカつく奴』

『身も蓋もねぇ』




けれどAはそう言いながら、笑っていた




高杉とAだけは、お互いのでこぼこが綺麗にぴったりとハマる相手でした



『晋助、銀には何事も基本喧嘩腰だけど私には全然そうでもないよね』


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＋＋＋＋＋→←壊れたモノ



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江(プロフ) - Milkさん» コメントありがとうございます！好きと言っていただけて凄く嬉しいです！これからも愛読よろしくお願いします！！ (2020年5月8日 12時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
 Milk - 初コメ失礼します！！本当に本当にこの小説すごく好きです…！！ (2020年5月4日 15時) (レス) id: b976b329cf (このIDを非表示/違反報告)
 江(プロフ) - 白狼龍さん» ありがとうございます！更新頑張りますね！ (2020年5月1日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
 江(プロフ) - ☆ねこ☆ねこ☆さん» コメありがとうございます！これからもハラハラドキドキしちゃってください！ (2020年5月1日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
 白狼龍 - 面白かったです！ とても続きが気になります(*´∇｀*) (2020年4月26日 22時) (レス) id: b10076b070 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名：江 | 作成日時：2020年3月13日 16時

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