鳥肌と感動と私の秘密についてkwsk.2 ページ8
ドサッと太宰さんに倒れ込んだ敦くん
あぁっ、羨ましい…←
「男と抱き合う趣味は、無いっ」
ぺいっと床に投げ捨てた
アニメでも見たけど、このシーンの太宰さん可愛すぎません?ねぇねぇ生やばいよ(語彙力)
「大丈夫かい、ユイちゃん?怪我は無かった?」
『はい……でも、敦くんが人喰い虎だったなんて…』
知ってたけど←
「おい!太宰!」
国木田さんが小走りでやってきた
多分、今までずっと外で待っていたんだろう
「ったく…次からは事前に説明しろ。お陰で非番の奴等まで駆り出す始末だ、……後で皆に酒でも奢れ」
奥から3つの影が歩いてくる
小さい影、マントの様なものを翻している影、コツコツと靴を鳴らしながら歩く影
「なんだい、怪我人は無しかい
つまんないねェ」
与謝野晶子──能力名《君死給勿》。
「中々出来るようになったじゃないかァ、太宰。
まぁ、僕には遠く及ばないけどね」
江戸川乱歩──能力名《超推理》。
「でも、この人どうするんです?自覚は無かった訳でしょう?」
宮沢賢治──能力名《雨ニモ負ケズ》。
「どうする太宰、一応区の災害指定猛獣だぞ。」
国木田独歩──能力名《独歩吟客》。
「ふふっ、…実はもう決めてある。」
太宰治──能力名《人間失格》。
「うちの社員にする、勿論ユイちゃんもね」
「「「「ほぉー!/何それ…/矢っ張莫迦だな、太宰は/はぁぁあ!?!?」」」」
『……へ??な、何故私も何ですか?!』
駄目だ、あんなカッコイイシーンに見蕩れて変な声が←
てか、何で私も探偵社に入る事に!?!!
「おや?気付いて居ないのかい?
_____君も、異能力者だよ。」
私達と同じ様にね、と太宰さんが云った
正直、何が何だかさっぱり分からない。
「……取り敢えず、探偵社に戻るぞ。
一緒に来い、波良。」
『はい…分かりました。』
いやいやいやいや、思う様に事が進みすぎでは…
てか、私の異能力って何??……え、もしかして、さっきの空き缶?
『誰かこの状況についてkwsk……』
歩きながら小声で呟いたその言葉は
広い倉庫の中で 、静かに消えた
波良ユイ──能力名《七転六起》。
--✄--------------- キ リ ト リ ---------------✄--
異能力【七転六起】〈シチテンムッキ〉
時を巻き戻す事が出来る(但し、1日1回のみ)
頭の中で《撃て》と唱えると拳銃のような攻撃が出来る(自分の体であれば何処からでも撃てる)
美味しい状況についてkwsk→←鳥肌と感動と私の秘密についてkwsk
234人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ