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ヒロイン-41- ページ43

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「イチゴ食べたい...」
「物凄く唐突だね!?」


 及川先輩からのツッコミ。思うんだけど及川先輩まぁまぁ、ツッコミ上手いよね。
 きっとそんな事を思っているのは俺だけかな。


「あれ、イチゴ好きだったっけ」
「なんか...甘いもの食べたくなった」


 そんなに甘いものは食べたくないけどチョコみたいなの食べたくなったんだ。

 少しうとうとしながらご飯を食べていると唯が口を開いた。

「そーいえば、好きな人出来たー?」
「無理」


 俺は即答した。周りにいる皆はビックリした顔で俺を見る。悪いか。

「相変わらずだね」
「お前もな」


 物分かりが良いのか悪いのか。俺には分からないや。出来れば離れたい。


「でも、夏彼氏出来たらしいよ」
「おめでとう」


 夏というのは中学時代の友達。仲が良くて恋愛の事でバタバタしてたわ。
 あのときの三角関係は面白かったよ。


「うーん。Aってダメだね。全体的に」
「ふざけんなおい」

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作者名:雛月 | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年12月27日 23時

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