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ヒロイン-34- ページ36

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「..........嫌ですね(いい笑顔)」


私はとびっきりの笑顔で拒否した。誰が抱き締めるかこのやろー。

「A....」

「先輩....」


花恋と仁花が泣きそうな目で見てくる。何なんだ君たちは。しかも後ろから他の人も見つめてくる。


「よし、こうしよう。マネは抱き締めてあげる。けど、その他の人は監督に頼んで一番頑張った人を抱き締めてあげよう」

「「うおおおおおおっっっっ!!!!!!」」


なんか、ほとんどの人が走って何処かに行った。おいおい、キモいぞ。←


「すこーしぎゅってするだけだべ?」

そろそろ俺も戻ろうかなと思ったとき、後ろで両手を広げて待っている菅原先輩がいた。

マネージャーたちはみんなと一緒に行っちゃったからここにいるのは私と菅原先輩だけ。


..........

「内緒ですよ?」

「だべ」


菅原先輩をぎゅーっと抱き締める。まぁ、少しだけね。

「..........戻りましょうか」

「......戻ろうか」


そのあとは無言で戻っていった。だって、流石に恥ずかしいでしょ?




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作者名:雛月 | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年12月27日 23時

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