ヒロイン-27- ページ29
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「あっ、A先輩!!」
そろそろ本当に戻ろうかなと思っていたとき仁花が迎えに来た。
あッ、この子めちゃんこ可愛い。←
「あの、花恋先輩が恋ばなしたいそうです!!」
「うん。別に好きな人いないし」
仁花は目をキラキラして言ったが私が本音を言うとショボくれてしまった。
いじめがいのある子じゃ。←
「で、でも!!このメンバーで気に入ってる人とか居ますよね!?青城以外で!!」
まるで居てくださいと言う言葉。しかも青城以外でって...。
そうだな。ちょーっといじめちゃおうかな。
「うん。いるよ」
「だ、誰ですか!?」
俺の言葉に反応したのは仁花ではなく日向だった。...何故に敬語?
「......仁花にだけ教える〜」
「えっ......〜〜〜っ!?ほ、本当に言ってます!?」
「うん。本当。てか顔真っ赤だよ?」
仁花の耳元に口を付けて言ったら顔を真っ赤にして聞き返してくる。
流石、烏野のヒロイン。
「も、戻りましょう!!」
乙女だなぁ....。なんて思いながら仁花の後を追う。チラッと捺たちの方をみたら皆それぞれ別の反応していて面白かった。
そう言えば初めて会った子たなぁ....。名前聞いときゃ良かった。
____『俺が気になってるのは仁花だよ』
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作者名:雛月 | 作者ホームページ:
作成日時:2016年12月27日 23時