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よりにもよって ページ30

立香「あのさ、燕青。
もし俺があの子と仮契約してほしい、って言ったら…」

燕青「いくらマスターの頼みでもそいつぁ無理だな!」

立香「ですよねー……」


うぐぐ……そうなると薄々思ってはいたけど、でもだからと言って此方もすぐに引き下がるわけにいかないんだ!


「契約するサーヴァントは自分達で決める」と言うので、サーヴァントはそれぞれに決めてもらうことになった。
心配事は多かったけど、わざわざ俺が口出しする事でも無いし、皆も受け入れてくれるだろうと思って俺は快く頷いた。

けど、そんな考えは甘かったらしい。




皆は中々彼等と契約する事を承諾してくれず、その度に俺が必死に頼みこんで何とか仮契約をしてもらっている状況だ。

いや、うん。これは本当に大変…。
比較的温厚な人ならともかく、王様やファラオを筆頭とした王族系のサーヴァントの対応は一筋縄ではいかない。



神王「何故余が貴様以外の人間に仕えねばならんのだ。
そも、その仮契約とやらはわざわざ余でなくとも良いのだろう?」



英雄王「何?そこにいる凡骨な雑種と契約をしろと?

……フ、ハハ、フハハハハハハハ!!
雑種、貴様も言うようになったではないか!
貴様以上に凡骨な上に面白味の欠片も感じさせぬ雑種に仕えろと申すか!
寝言は寝て言うがいい。」



賢王「仮契約だと?……断る。
我は忙しい。それは貴様もよく分かっておろう。
これ以上面倒事を増やされてはそれこそ過労死しかねんわ、たわけ!!」





……とまぁ、こんな感じで王様達は断固拒否。
あまり食い下がるといくら俺でも怒られちゃうんだけど、オジマンディアスと英雄王に契約を持ち掛けた候補生達はそんな彼等の圧に怯んだのか大人しく引き下がった。

でも、もう一人は諦めていなくて、断られても尚王様に食い下がっていた。
その人はどうしても王様が良いらしいので、俺もギリギリまで交渉を持ち掛けた。

その甲斐あってか、バビロンを解放される一歩手前で王様は折れてくれた。
なんかその時に条件?みたいなのを色々言われた気がするけど、一刻も早く承諾を得たくて適当に返事してたからぶっちゃけよく聞いてない。

そんなこんなで一難去ったと思ったら、また問題が発生。
そこで冒頭の会話に戻る。

向けられる憎悪→←既に修羅場



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こし餡の信者 - わんさん» 勿論ありますよ! (2020年4月21日 15時) (レス) id: bfa5138b88 (このIDを非表示/違反報告)
わん - これは参がある感じですか? (2020年4月21日 2時) (レス) id: 8dc334f6e1 (このIDを非表示/違反報告)
こし餡の信者 - レインさん» 返信が遅くなり大変申し訳ありません!一気読みしていただけて嬉しいです^^ 中々更新が出来ずにいますが、完結はさせるのでお待ちいただければ幸いです! (2020年4月9日 23時) (レス) id: bfa5138b88 (このIDを非表示/違反報告)
レイン - 最近一気読みしたものです。コロナウイルスなどで大変だとは思いますが、更新頑張って下さい!応援しています! (2020年4月2日 22時) (レス) id: d7281daec0 (このIDを非表示/違反報告)
こし餡の信者 - レイさん» ありがとうございます!そう言っていただけると作者冥利に尽きます!更新もボチボチ頑張らせていただきますね! (2019年12月4日 23時) (レス) id: bfa5138b88 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こし餡の信者 | 作者ホームページ:ないっす  
作成日時:2019年7月14日 0時

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