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「おねーさんなに頼むのー？」
見て、これ美味そうじゃない？と
メニューに載ってるチーズインハンバーグの写真を
ツンツンと指さす。
「ねえ、それやめてくれる？」
「え、」
「その、"おねーさん"ってヤツ。」
ヒモを連れて歩いてる
とか思われかねない見た目の差だし、
そもそも"おねーさん"だなんて
私の歳にそぐわない。
「えーじゃあ名前教えてよ」
「・・・嫌」
「なんでー!?
んーじゃあ俺から名乗るね！
俺の名前は一ノ瀬俊太、歳は26!!」
「・・・・・・。」
これ、完全に名乗らなきゃいけない空気感・・・。
「名前くらい名乗ったって、事件とか起きないよ？」
「・・・・・・。」
「もしかしておねーさん心配性？
危ない橋渡る割にそーゆーとこは慎重なんだね」
「・・・慎重じゃなきゃ、今頃は法廷に立ってるし」
離婚裁判とか、慰謝料とか、そういうめんどくさいヤツ。
自分で蒔いた種とはいえ、そういうのはごめんだ。
「え、じゃあ相手の奥さん気強めなんだ」
「・・・彼の話では。」
何かにつけて理詰めならしい。
だからいつも、喧嘩の時は春樹が負けるんだとか。
おまけに怒るとそれはそれはヒステリックになるらしい。
「でも俺はさー、
その奥さんとは何の関わりもないワケだし。
"おねーさん"以外の呼び方思いつかないし」
「・・・常田A」
「ときた、Aさん？」
「そう。だから苗字でｙ「Aさん!!」・・・・・・。」
"苗字で呼んで"って言おうと思ってたのに。
「Aさんって、呼ぶね!!」
そんな無邪気な顔で言われたら、ダメとは言えない。
「じゃあAさんは、なに頼むの？」
「・・・貴方は？」
「俊太でいいよ！
俺はねー、やっぱハンバーグかなー」
「・・・じゃあ、私も」
正面に座ったこの男が、
あんまり食べたそうにメニューを見るから。
空いていないはずのお腹が、
ハンバーグを欲し始めてしまった。
「よし、じゃあ頼むねー!!」
そう言ってポチ、と卓上のボタンを押す。
「お待たせいたしました
ご注文お伺いします。」
「チーズハンバーグ2つと、ビール2つ」
「ジョッキでよろしいですか」
「ジョッキでー！」
「かしこまりました」
どうやらハンバーグが好きそうなとことか、
楽しみだねー！と無邪気に笑いかけてくるとことか、
ホント子供だ。
・・・眩しすぎて、目が痛い。
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Julia(プロフ) - イチゴさん» レス遅くなってごめんなさい！とっても嬉しいお言葉、本当に感激しています＞＜これからもどうぞよろしくお願いいたします・・・！ (2018年1月7日 0時) (
レス) id: 5d9e2ea9d3 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ(プロフ) - なんか言葉だけじゃ表せないぐらい面白かったです！なんか意味不明ですかね？(-ω-;) あと焦らずゆっくり更新頑張ってください！(*´▽｀*) (2018年1月3日 2時) (レス) id: 5cdffbbcc0 (このIDを非表示/違反報告)
Julia(プロフ) - 翡翠葛@優杏さん» コメントありがとうございます！一ノ瀬君の可愛さがより伝わるよう、これからも頑張ります！！これからもどうぞよろしくお願いします<(_ _)> (2018年1月2日 15時) (レス) id: 32a8b9c6f7 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠葛@優杏(プロフ) - 一ノ瀬くん可愛すぎやしませんか…？一ノ瀬くん可愛いし文の書き方好きだし…むっちゃおもしろいです！ (2018年1月1日 23時) (レス) id: 3eab18cbf5 (このIDを非表示/違反報告)
Julia(プロフ) - リンクさん» レス遅くなってしまってゴメンナサイ！とっても嬉しいです、ありがとうございます(/ω＼)更新頑張りますのでどうぞこれからもよろしくお願いします！ (2017年11月22日 1時) (レス) id: 5d9e2ea9d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Julia | 作成日時：2017年4月22日 12時
