大聖堂の地下階層【ジゼラ・ヘルファム】2

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CSS ジゼラ・ヘルファム

文字数がオーバーしたので、関係のみを纏めました。

†フィーナひなあられ様

呼び方フィーナ_ジゼラ様

羽と尻尾を失い、イヴィル教を広めるまでの間の話。自分と同じように人間に酷い仕打ちを受けた彼女に出会い、共感や同情、人間への怒りからその身を助けた事があった。

それより彼女はイヴィル教のシスターになり、神に向けるものとは少し違う尊敬を向けてくれるようになった。まあ、ジゼラが彼女を助けて愛を説いたのだから、尊敬されるのは当然。何せ僕は大司教だから、とジゼラは傲慢にもそう思っている。
僕の可愛い教徒の一人です。立派なシスターになって下さった事、感謝していますよ。

「フィーナ、お勤めご苦労様です。僕もお祈りをしましょうかね。種族差別で傷付く者は、もう見たくありませんから」

「綺麗な花ですね。やはり心の綺麗な者が育てると、同じように綺麗な花となるのでしょう。僕が育てたらこうはいかないでしょうね」

†アラージュ白狐様

呼び方アラージュ_大司教様

彼は敬虔な教徒であり、第1階層の大聖堂でよく共にお祈りをする事が多い。また、難しい言葉や言い回しが多く使われている聖典の解釈を彼に教えた事がきっかけで、教師と生徒のような関係になっていった。
彼も僕の可愛い教徒の一人です。行き過ぎた欲というのは咎められるものですが、知識欲はどれだけあっても美徳ですよ。

「今日もお祈りにいらっしゃったのですね。神もお喜びになるでしょう。貴方の祈りはきっと神に届いているはずです」

「アラージュ、ここは分かりますか？ええ、その通りです。ふふ、貴方は日に日に賢くなっていきますね」

†ティム・ストークス言紡様

呼び方ティム_大司教様・ジゼラさん

ジゼラよりも慈悲深く真に生を尊んでいる神父の彼は同胞も恩人も亡くし、かつて路頭に迷っていた。そんな彼を助け、大聖堂の神父として居場所を与えた。

自分にはもう無くなってしまった羽を自分の分まで大切にして欲しいと思い、彼へ白地に金色の装飾が施された羽繕いの櫛をあげたことがある。
また、彼の手が届かない背中側の羽の乱れに気が付いた時は、一声かけたうえで撫でて直す事がある。彼の羽質は悪魔のものとは全く違い、ジゼラはその感触が好きなのだとか。

「おはようございます、ティム。今日は朝陽が眩しいですね。きっと神のご加護でしょう。しかし、貴方の目には少々毒ですよね。強い光に当てられないよう、気を付けて下さいね」

「ティム、背中の羽、失礼しますね。悪魔と違って鳥の羽というものは椅子にかけるだけですぐに乱れてしまいますから。はい、綺麗になりましたよ」

†ラール・アルギリア緋絲様

呼び方ラール司教_大司教さん・ジゼラ様

死刑囚が戦う第6階層を取りまとめる彼とは、共に闘技を観ながら6層の管理状況や利益、死刑囚たちの話など、大聖堂の運営に関する話をよくする。仕事の真剣な話のなか時折彼をからかうような事を言い、反応を見て楽しむ時も。

イヴィル教徒には種族差別をする者などいない筈ですから、そのフードは被らなくても大丈夫だと僕は思うのですが。彼にはもっと気負わず自由に生きてほしいものです。口には出しませんけれどね。

「利益は上々のようですね。貴方の手腕と神のお陰でしょうか。……ああ、ところでラール司教。アロールール司教とは順調です？ふふ、冗談ですよ」

「ラール司教が僕を庇い激怒した、ですか？それで死刑囚を……ええ、なるほど。まあ、相手が死刑囚なら問題ありませんね。どうせいつか死ぬのですから。それにしても僕の為に怒るだなんて。可愛らしいですね」

†ナルらむね様

呼び方ナル_大司教様orジゼラ

兎族が襲撃され、一人で居るところを助けた事がある。彼もまた可愛らしい教徒で、よくとりとめのない話を交わし、その愛らしい仕草を微笑ましく思っている。彼との会話はジゼラの一種の癒しになっている。

ただ、彼は純粋にカジノを楽しむ事があるので、少し心配している。
カジノは悪い大人から圧搾する為に作ったのですけれど。そんなに無邪気に遊ばれると困ってしまいますね。

「ナル、どうしました？ああ、寂しいのですね。良いですよ。寂しさを忘れるくらい、僕と沢山お話しましょう」

「カジノで負けてしまったのですね。ううん、楽しんでいるのでしたら問題無いのですが……。健全とは言い難いといいますか……難しいですね」

†ドリーチェ千弥様

呼び方ドリーチェ_大司教様

バーに新たな良い葡萄酒が入ったら声をかけてくれる無宗教の彼女とは、時間が合えば共に一杯興じる仲である。彼女は宗教に頓着する質で無いことは察しており、勧誘はいつからか諦めた。

異教徒と違って彼女はとても話の出来る相手です。教徒になれば良いのですが、まあ、僕が強制して入信させたところで、人はそうそう簡単に変わりませんからね。彼女とは今くらいの関係が丁度良いです。

「おや、ドリーチェ、珍しいですね。どうされました？……新しい葡萄酒を入荷した、ですか？ふふ、今夜の楽しみが出来ましたね。仕事が終わったら伺う事に致しましょう」

「ここには色々な方が晩酌に訪れるのですね。これも明朗な貴方が経営の一端を担っているからでしょう」

†カルト・ジューらむね様

呼び方カルト_ジゼラ

ジゼラが助けた二人目の兎族で現在カジノのスタッフである彼とは、たまに賭けで戦う仲。
ジゼラの勝率は70%。言葉での揺さぶりが上手な彼であるが、なんせ表情が豊かなものだから、じっと見ていれば色々分かってくるものがある。

負けても勝っても素直な反応を見せる彼を、とても可愛らしいと微笑んでいる。

「……ふふ、カルト、『目は口ほどにものを言う』という諺がありますが、手も口ほどにものを言うのですよ？僕の勝ちですね」

「おや、負けてしまいましたね。祈りが足りなかったのでしょうか？……ふふ、素直に喜ばれると、不思議と悔しくありませんね」

†ハンナ言紡様

呼び方ハンナさん_ヘルファム猊下、大司教猊下

芯が強く真面目な騎士である彼女とは、近すぎず遠すぎない程よい仕事仲間の距離感。彼女が自分と一線を引いて接している事はなんとなく察しており、それ故、ジゼラも彼女に深く踏み込まないようにしている。

この大聖堂は騎士なしでは成立しません。
今日も大聖堂の警護、宜しくお願い致しますね。

「おはようございます、ハンナさん。天気も良く、小鳥の囀りが心地よいですね。それでは。本日も警護を宜しくお願い致しますね」

「先日、ポヴァーヴルで犯罪が起こったそうで、犯人もまだ捕まっていないそうです。危険な職務を任せている僕が言うのもおかしな話ですが、貴方もお気をつけ下さいね」

†アリア・リッチ Melche様

呼び方アリアさん_ジゼラさん

もともと海の住人であった彼とは、陸の事を教え、興味深い海の底の話を教えてもらうという、見聞を広め合う仲である。
出合うと律儀に挨拶をしてくれる可愛らしい教徒。

彼の歌声は素晴らしいですね。聴き惚れてしまいそうです。やはり聖歌は良いものですね。

「ええ、おはようございます。今日は聖歌隊の活動がある日でしたね。僕も仕事の合間に聴きに行く事にしましょう」

「海ではそんな事が起こるのですね。僕は海に潜った事すらないので、驚く事ばかりですね。ふふ、またお聞かせ下さい」

†フロウ・ラグランジュキューブ様

呼び方フロウさん_ジゼラ様、大司教様

過去に、心身共に傷を負った彼を救い大聖堂へ迎え入れた。それから自身をのことを年齢関係なく慕ってくれ、布教活動を懸命に行ってくれる彼をジゼラは大変愛おしく思っている。

彼が行う演説は、まるで自分がもう一人いるようだと錯覚する程似ていて、素晴らしい能力だと思っている。
たまに常軌を逸する行動を取る彼のブレーキになることも。

「ああ、フロウさん、布教から帰っていたのですね。お疲れ様です。貴方の演説はまるで僕が乗り移っているようですよね。素晴らしい才能です。僕には出来ない事ですよ」

「貴方の自己犠牲は良しとして行っているものかもしれませんが、その他人への愛情を自分に向ける事も大事なのですよ」

†セオドア・トラウトキューブ様

呼び方囚人_ヘルファム、大司教

悪魔信仰のアスタル教の祭司であり、悪魔に怯える学者たちを連れてきた彼に良い感情を抱くはずはなく、彼を見ると今でもその時を思い出す。

冷静に考えれば彼自身が悪いわけではなく、巻き込んでしまっただけかもしれないが、死刑囚として処理した彼を今更無罪放免にするわけにもいかず、司教や看守を通じてコンタクトを取ろうとする彼とは取り合わないでいる。

「外界への手紙ですか。いけませんね。検閲をすれば良いという問題ではありません。……もう彼の『善』には触れたくありませんから。……んんっ、何でもありません」

「アスタル教……ですか？聞いたことありませんね。まあ、僕にはイヴィル教がありますので、回心する事は万に一つもありませんね」

†レヴィアタ・マリー鮭鍋eVent様

呼び方マリー司教、マリー_ジゼラ

第7階層の司教である彼女とは、たまにバーで酌み交わす飲み友達である。ジゼラにとって彼女は、愛らしい一教徒であるが、彼女からは少し違うらしい。その事にジゼラはまだ気が付いていない。
進展しそうで進展しない、しそうにない、そんな関係である。

ジゼラから話しかける時や仕事の話題の時はマリー司教、彼女から呼び捨てで呼ばれた時は呼応するようにマリーと呼ぶ。

「ああ、マリー司教。明日の夜に死刑確定囚が1名送られてくるそうです。気性の荒い奴だと聞きました。大変な仕事を任せているとは思いますが、此度も宜しくお願い致しますね」

「ふふ、もう酔っていらっしゃる。マリー司教、水でも飲んで落ち着いて下さい。ね、マリー？」

†オウィスパブロフの犬様

呼び方オウィスさん_大司教様、ジゼラ君

自身よりも歳上である彼には一教徒としての愛情と共に、神父となり宣教師になった事への感謝も抱いている。

第6階層で会った時には彼からの尊敬を裏切らぬべく、ただ死刑囚の足掻きを楽しんでいる事は黙っており、死の救済を祈っているように偽ることも。

「お疲れ様です、オウィスさん。ああ、これから巡教に行かれるのですね。旅路に幸あらんことを……お祈りしています」

「こんばんは。ここに居れば貴方に会える気がしていました。ええ、そうです。彼らが天に召されるよう、見守っていたのですよ」

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