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私は宮野グループに仕えるメイドでございます。
一人息子の真守様専属としてお仕えしております。
まぁ真守様にお仕えしてから10年程になりますかね。
真守様は公にお出になる際、楽しくお話なさるのですが、お屋敷の中での真守様は全く無言になられるのです。
公とお屋敷でのお姿が全く違うので、なんだか複雑な気分になっているのです(笑)
使用人部屋で待機していると、真守様専属の執事の方から真守様がお呼びだと教えてくださいましたので、お部屋に参りました。
「真守様、私でございます。」
そう言うと、ベルの音が聞こえました。
真守様はいつもこうやってお返事をなさいます。
「失礼致します」
お部屋に入り、真守様の前へ。
「お呼びでしょうか?」
すると、真守様は。
「何故だ」
と仰いました。
何故とは…どういうことでしょうか?
「何が、でございますか?」
「……何故、俺以外の男と話すんだよ」
「……あの…真守様??」
真守様、一体どうなさったのでしょうか。
「……今日の、食事会。俺以外の男と話してただろ。」
「はい…それがどうかなさいましたか?」
「何故話したんだ」
「…何故って…話しかけられたのです。無視する訳には参りませんから」
「……やめてくれ。俺以外の男と話すのは…やめてくれ!」
真守様……??
いったい……
「な、なぜ、そのようなことを仰るのです?…私と真守様は恋人同士では無いのですよ?」
「俺と付き合え」
「…えっ?!」
「俺と付き合えって言ってんの。俺…お前を見てると胸が苦しいんだよ。ずっとお前のことを考えてしまう。俺はお前が好きなんだ。だから、俺と恋人同士になってくれ。」
「……そ、そんな…」
「お前も思ってるんだろ?…俺が好きで好きでたまらない。俺を長く見てきたお前なら、俺に特別な感情を抱いてもおかしくないはず。なぁ、そうなんだろ??」
……真守様…やはり、あなたには隠しきれないようですね…。
真守様のおっしゃる通り、私は真守様を1人の男性としてお慕いしているのです。ですが、私と真守様は主従。私のような者が真守様に適うはずもありません。だから思いを胸に仕舞っていました。
「………ふふ、やはり私のことは真守様がよくお分かりですね。はい。私も真守様のことをお慕いしております。」
「なら、俺と付き合ってくれるよな?」
「もちろんでございます、真守様。一生、何があっても真守様だけを思い続けます。」
すると、真守様は私をハグしてくださいました。
「真守様…」
「ありがとうな。俺、すっごく嬉しい。大好き」
「私も、です。大好きです、真守様」
「あ、これからもベルは続けるから。お前以外の使用人に、俺の声を聞かせたくない。」
嬉しい…ですが…
「真守様…私だけに真守様のお声を聞かせてくださるのは光栄に思います。ですが他の者に何をされるか分かりません…。私だけを特別扱いなさるのはお止めください…。」
「……分かった」
「ありがとうございます…真守様」
「お前の頼みなら何でも聞く。」
「ありがたき幸せです…。」
「用はそれだけ。下がれ」
「かしこまりました。失礼いたします」
お部屋を退室いたしました。
真守様、大好きですよ。
今までも、そして
これからも。
一人息子の真守様専属としてお仕えしております。
まぁ真守様にお仕えしてから10年程になりますかね。
真守様は公にお出になる際、楽しくお話なさるのですが、お屋敷の中での真守様は全く無言になられるのです。
公とお屋敷でのお姿が全く違うので、なんだか複雑な気分になっているのです(笑)
使用人部屋で待機していると、真守様専属の執事の方から真守様がお呼びだと教えてくださいましたので、お部屋に参りました。
「真守様、私でございます。」
そう言うと、ベルの音が聞こえました。
真守様はいつもこうやってお返事をなさいます。
「失礼致します」
お部屋に入り、真守様の前へ。
「お呼びでしょうか?」
すると、真守様は。
「何故だ」
と仰いました。
何故とは…どういうことでしょうか?
「何が、でございますか?」
「……何故、俺以外の男と話すんだよ」
「……あの…真守様??」
真守様、一体どうなさったのでしょうか。
「……今日の、食事会。俺以外の男と話してただろ。」
「はい…それがどうかなさいましたか?」
「何故話したんだ」
「…何故って…話しかけられたのです。無視する訳には参りませんから」
「……やめてくれ。俺以外の男と話すのは…やめてくれ!」
真守様……??
いったい……
「な、なぜ、そのようなことを仰るのです?…私と真守様は恋人同士では無いのですよ?」
「俺と付き合え」
「…えっ?!」
「俺と付き合えって言ってんの。俺…お前を見てると胸が苦しいんだよ。ずっとお前のことを考えてしまう。俺はお前が好きなんだ。だから、俺と恋人同士になってくれ。」
「……そ、そんな…」
「お前も思ってるんだろ?…俺が好きで好きでたまらない。俺を長く見てきたお前なら、俺に特別な感情を抱いてもおかしくないはず。なぁ、そうなんだろ??」
……真守様…やはり、あなたには隠しきれないようですね…。
真守様のおっしゃる通り、私は真守様を1人の男性としてお慕いしているのです。ですが、私と真守様は主従。私のような者が真守様に適うはずもありません。だから思いを胸に仕舞っていました。
「………ふふ、やはり私のことは真守様がよくお分かりですね。はい。私も真守様のことをお慕いしております。」
「なら、俺と付き合ってくれるよな?」
「もちろんでございます、真守様。一生、何があっても真守様だけを思い続けます。」
すると、真守様は私をハグしてくださいました。
「真守様…」
「ありがとうな。俺、すっごく嬉しい。大好き」
「私も、です。大好きです、真守様」
「あ、これからもベルは続けるから。お前以外の使用人に、俺の声を聞かせたくない。」
嬉しい…ですが…
「真守様…私だけに真守様のお声を聞かせてくださるのは光栄に思います。ですが他の者に何をされるか分かりません…。私だけを特別扱いなさるのはお止めください…。」
「……分かった」
「ありがとうございます…真守様」
「お前の頼みなら何でも聞く。」
「ありがたき幸せです…。」
「用はそれだけ。下がれ」
「かしこまりました。失礼いたします」
お部屋を退室いたしました。
真守様、大好きですよ。
今までも、そして
これからも。
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作者名:さくや@執事・メイド | 作成日時:2018年12月20日 20時