今でも、恐怖という感覚がハッキリと残っています。
その東日本大震災にまつわる奇跡と命の話をします。
【奇跡】
ある村に、足の不自由なおばあちゃんと、言葉や体に障害を持ってしまった孫がいました。
津波がやってくると聞いたおばあちゃんは避難しようとします。
しかし、孫は置いていけません。
そこで、足が痛くてたまらないはずなのに、孫を救うために、
10代の孫を背負って、建物階段を上り始めました。
そして、やっと孫を先に登って来ていた人に明け渡すと、
孫の目の前で、津波に呑み込まれてしまったのです。
その時でした。
「ばあちゃぁぁぁぁん!!」
なんと、声を発したのは10年以上言葉を発すことのなかった孫でした。
彼のお世話になったおばあちゃんに対する思いが奇跡を起こしたのです。
おばあちゃんは、津波に呑み込まれていく中、こう叫んだそうです。
「万歳!!」
【とある少女の夢】
上の話もですが、この話はとある音楽療法セミナーの先生に聞いた話です。
津波で家族全員を失ってしまった女の子(当時中2)がいたそうです。
その子は、家族は生きてると信じて色々な施設を探し回りました。
先生含め、周りの大人達はとても家族が亡くなっていることを言い出せなかったそうです。
ある日、先生はその女の子に海岸に連れてこられたそうです。
そこには家族の名前が書かれていました。
そして、
『みんな、私がここに家を建てるからいつか必ず帰ってきてね。』
と書かれていました。
少女は言いました。
「先生、あのね。私、知ってたよ。みんなもういないってこと。
だけどね、そうでも思っていなきゃ生きていけないからさ・・・」
今、彼女は高校にも行かず、役場で働いているそうです。
「家を建てる」という夢が彼女を動かしています。
結局、僕が言いたいのは、
「生きる希望を失わないで欲しい」ということです。
僕も福島県に住んでいます。
だけど、僕は「親友に裏切られてもう消えたい」と言っていました。
僕より何倍も辛いはずなのに、こんなにも必死に生きている人がいるのに、
「消えたい」「タヒにたい」なんて甘えすぎでした。
悲しむことは大切なことです。
泣いても良いし、怒っても良いんです。
ただ、「消えたい」と思っていたのは、間違えでした。
泣きたいときは泣けずに「消えたい」と思ってしまってごめんなさい。
自分の命が、いかに大切か改めて学びました。
そして、僕達が出来ることは
生きたくても生きれなかった同世代の人達の思いを背負って行くことだと思います。
当たり前だと思っていたことがとても大切なのです。
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なな - 生きる!!!命を大切にします! (2017年3月7日 17時) (レス) id: 92cb45f38f (このIDを非表示/違反報告)
アヤトリ(プロフ) - 私も福島県に住んでいます!!これを見て、私たちはいつ死んでしまうのかわからないので、“命”を大切にしようと改めて思いました! (2013年3月12日 23時) (携帯から) (レス) id: 80d9b431d1 (このIDを非表示/違反報告)
歌音(プロフ) - 一生懸命生きる!! (2013年2月24日 15時) (レス) id: 270a6e643c (このIDを非表示/違反報告)
らなお(プロフ) - 命、大切にします。東日本だ震災で亡くなった方!!天国で、見守っていてくださいね^^私も、精一杯生きて見せます!! (2013年2月23日 13時) (レス) id: 197cae99d3 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 私はこの作品を見て、命の大切さを改めて学びました。今はいじめとかを苦に自殺している人が多いので、光を失いかけてる人にこの作品を教えてあげたいです (2013年2月15日 19時) (レス) id: b257d79827 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海音(´・ω・`) | 作成日時:2013年2月9日 20時