【ヒロアカ】君 と 一 緒 に 。【日替わり】

6種類の結果パターン

君と一緒に、 - 2024年5月3日

*°緑 谷 君 と ク ラ ス メ イ ト ち ゃ ん 。



.



いつも彼は、ノートに何か書き込んでいた。



『緑谷君、何書いてるの？』



それがどうしても気になって
とうとう聞いてしまった。

後ろから覗き込むようにすれば
私の顔を横目で見るなり真っ赤に。



「狩屋さん!? えっと、そのっ、でふね…ッ!?」

『あ、嚙んだ』



くすくす笑うと、更に真っ赤になって
かちんこちんに固まってしまう。



『おーい、生きてる？大丈夫？』



今度はノートでなく、彼の顔を覗き込む。
すると絞り出すような声が鼓膜を振るった。




「大丈夫、なんですけど…
ちっ近、い、かな…」

『あ。ごめんごめん』



言われてみれば、そんな気がしなくもなく。
一旦離れて空いていた爆豪君の席を借りる。



『で、いつも一生懸命に何書いてるの？
授業内容…じゃないよね』



びっしりと埋められた文字。
これは板書の量じゃない。



「ヒーローについてまとめてるんだ。
もう趣味みたいな感じだけど」

『！へぇ』



ノートをまじまじと見つめる。

そこには事細かに書かれている
ヒーローの特徴など。

控えめに言って、尊敬する。



「……引いた、かな」

『？、どうして』

「その…よく馬鹿にされる、から、」



上目遣い気味の彼の視線は
少し左右に泳いで。

小さめの声で、ぼそり。



『？そうなんだ。でも私はいいと思うよ。
なんだか一途でかっこいい！』



彼の机に頬杖をついて、
満面の笑みを浮かべてみる。

すると緑谷君は背筋を伸ばし、
口を一文字に結んで目を輝かせる。



「そ、そうかな…？」


『もちろんだよ。緑谷君は、絶対すてきな
ヒーローになれる。私、応援してるから』



そう伝えれば、今まで以上に真っ赤っか。



.


.



(「あっ、ああありがとう…っ！」)

(私も、負けないようにしなくちゃ)

この作品には6種類の結果があります

お気に入り登録で明日違う結果をチェックできます

占いを作る｜感想を書く
他の作品を探す

ブログに結果貼り付け：