好きですから。【文スト】[日替わり]

8種類の結果パターン

今日の文豪は誰でしょねー - 2024年5月4日

今日は双黒時代のあの人です…！
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Side＿you


「全く…君は私に云われた事も満足に出来ないの？」


『す、すみません…』


だ、太宰さんが怒ってる…


私が報告書を時間内に書ききれなかったせいだ。


「ねぇ、話聞いてるの？無駄な事を考えるんじゃなくて私の話聞けば？」


そう云って、太宰さんはスッと右手を挙げた。


やばい、殴られる…！


ガンッ！



鈍い音が部屋中に響く。


『ぐっ？！』


少し目眩がする。ぐらんぐらんと、脳が揺れる。


『すみません…』


「君さぁ、すみませんしか云えないの？もっと何か他に言葉を喋れば？」


そう云って、先刻よりも強い力で、再度殴られる。


痛い、痛い、痛い。


吐き気がする。


どうして私は、こんな人を好きになって仕舞ったのか。


誉められた事も、優しい言葉をかけてもらった事も、名前で呼ばれた事すら無い。


あるのは、仕事の話、躾位だ。


嗚呼、死んで仕舞いたい。


そう思いながら、遠ざかっていく意識に身を任せた＿＿＿＿。


Side＿dazai


YOUちゃんが気絶する。


２回殴ったくらいで、大袈裟な物だ。


「太宰さん、どうしますか？」


『嗚呼、気にしなくて善いよ。君達は仕事に戻れ』


そう云って、ずっと見ていた黒服たちを、出ていくように促す。



最後の黒服が部屋を出ていった。



部屋に居るのは私達二人だけ。



しかも相手は意識が無いのだから、一人で居るようなものだ。



『さて…』



どうしたものか。



私は彼女…もといYOUちゃんが嫌いなわけではない。



寧ろその反対で、好きという感情が彼女に対してある。



だから、だろうか。



私は彼女に、私が好意を寄せているのが知られたくないから、余計に冷たい反応になってしまうのは。



全くもって詰まらない男だね、私も。



『YOUちゃん、好きだよ』



私は寝てる彼女にそっと耳打ちをする。



すると彼女は、んっ…と声を漏らして、また静かになる。




好きだよ、YOUちゃん。



だから、私のこの気持ちに、何時か気付いてね。




＿＿＿＿＿＿
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＿＿
「なんだい、これ。超駄文じゃないか。」


「済まないね、ワドさん。こんな駄目な文になってしまって。あと、リクエスト有り難う」



「…まぁ、面白かったのなら評価をしていってくれよ？」

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