今日は、誰に告白される？

10種類の結果パターン

告白した相手は…… - 2024年5月3日

今回の告白してきた相手は、なんと翼です！
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とある、晴れた春の日だった。



私は桜が散る中、お散歩をする。


綺麗に散りゆく、桜を見て、
綺麗と思うが寂しいとも思った。




落ちた花びらは、もう役目を終えたんだな。


どんなに綺麗でも、
最後は来てしまうのが、どことなく悲しい。





私は、地面につく前の散っている桜の花びらを取った。

すると、ある声が聞こえる。


「YOU、何しているんでしょ。」

それは、翼だった。



桜が散る中を歩く翼は、天使そのものだった。

まるで、散った桜を天国に連れていってくれるような、
そんな優しい天使に見えたんだ。



「翼、散っていく桜が悲しくて。
　ちょっと眺めてたんだ。」

少し顔を歪め笑った。



すると、翼は私に近づき、優しい腕で抱き、
私の肩で顔を埋める。


「ちょっとだけ、こうさせて。」

いきなりだったため、体調でも崩したかと、心配した。



「大丈夫？気分でも悪いの？」

私がそう聞くと、翼は首を横に振った。




「違う。ただ、桜の中のYOUが可愛すぎて。」



か、可愛い……？
私なんかが！？



私は一瞬で、顔を赤くした。

き、聞き間違いとかだよね……！



そう思ってるのも、つかの間で、
翼は顔を上げ、笑う。

「YOU、真っ赤だよ？」


誰のせいだと思ってるのよ！



私が怒ると、翼は反省してそうもなかったけど、謝った。

そして、私がさっき拾った桜の花びらを、私の手から奪う。


ちょっと！

綺麗だから、しおりにでもしようと思ってたのに！



私が取り返そうと、翼の方に体重をかけると、
翼は私の腕を引っ張り、私の唇と自分のを重ねた。


と言っても、桜の花びらが間に入り、
ファーストキスには、ならなかったけど……


って、そんなことじゃなくて！！

い、今、翼、何をしたの……？




私は混乱しながらも、翼を見た。



すると、翼はいたずらっ子のように笑う。

「ファーストキスの予約。」

そう言って、翼は去っていった。




やっぱり翼は、天使なんかじゃない……。

小悪魔だ……！


私は桜散る中、そう思いながらも、
赤い顔を抑えられなかった。


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「予約、嬉しかったら、評価よろしくね！」

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