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TOVの日替わりです!

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※恋愛だけではなく、単純なじゃれあいの時もあります



1部、小説のネタバレ含んでいます。

8種類の結果パターン

今日ハグしてくるのは…… - 2024年5月6日

〜仮面を被った男〜


夜のダングレストの橋の上。

そこから1人の男が空を見上げていた。

今日は珍しく天気がよく、空に瞬く星が綺麗に輝いている。

昔、死んだ人間は星になる、と、聞いたことがある。

もしかしたら、自分の仲間達も、あの星のどれかなんじゃないか。

そんなことを考えていると、後ろから声をかけられた。

「そんなとこでなにしてるの?レイブン。」

「おりょ、YOUちゃん、どしたのよ?」

振り返るとそこにいたのは赤髪の女性。

彼女の父親は昔、騎士団にいた。

その時に1度、会ったことがあるのだが、彼女は覚えているだろうか。

「みんなが探してたよ。夕飯なのに戻って来ないってさ。」

そう言いながら隣に立つ。

昔あった時よりも随分大人びていて、あの頃よりも月日が経っていることを物語っていた。

「いやー…ね?ちょっくら星を眺めて昔を思い出してたのよ。」

「ふーん、そっか。」

それ以上、彼女は何も聞かずに空を見上げる。

過去を聞かれないことはとても好都合だった。

昔のことはまだ、誰にも話したくない。

そんなことを考えつつ、空を見上げる。

「ねぇ?レイブン。」

「んー?」

「レイブンってさ、昔、騎士団にいたりする?」

「!?」

不意にそう言われ心臓が跳ね上がる。

「なんかさ、昔、父さんに連れられてお城に行った時に、レイブンによく似た人を見た気がするんだよね。」

「………。」

「?レイブン?」

覚えていないだろう。

そう思っていた相手が覚えていた。

それが多少ではあるが嬉しかった。

返事がないことを心配してくれたのか、顔を覗き込んでくる。

そんな彼女が愛おしくなってしまって、抱きしめてしまう。

「え!?//れ、レイブン?///」

「……ごめん、YOUちゃん、少しだけ、こうさせて頂戴な。」

「う、うん…?」

昔、初めて会った時は彼女が抱きついてきて、離れなかった。

その時、抱きしめ返した時と同じ匂いがしていて

違うのは背が高くなっていることと、体つきが大人になっていることくらいで

ユーリが迎えに来るまでしばらくそうしていた。




(星が教えてくれたよ…父さんが死んだ時に一緒に死んでしまっていたと思っていたけど…生きていたんだね、ダミュロン……ありがとう。)

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作者名:如月あかり | 作成日時:2017年2月25日 19時

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