【鬼滅の刃】煽ったが、最後。

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｢…あんまり、舐められては困るな。｣

｢後で嫌だっつっても、やめねえから。｣

｢…そんな顔して、誘ってる?｣

普段見れない彼の裏の顔、独り占めしませんか?

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瑞乃です。
初めての日替わりで緊張しますが、精一杯鬼殺隊の方々を煽っていきたいと思っております。(言い方)
どうぞ、楽しんでいってくださいませ。

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《結果一覧》

※全員恋人設定

" 竈門炭治郎
" 我妻善逸
" 嘴平伊之助
" 冨岡義勇
" 煉獄杏寿郎
" 時透無一郎
" 宇髄天元
" 不死川実弥
" 伊黒小芭内
" 不死川玄弥
" 錆兎(制作中)
" 産屋敷耀哉(制作中)
" 縁壱(制作中)
" 巌勝(制作中)
" 村田さん(制作中)

10種類の結果パターン

甘い夢へ、いってらっしゃいませ。 - 2024年5月8日

" 本日の鬼殺隊士は不死川実弥さんです＿

＿

緊急事態とは、まさにこの事を言うのではないか。

｢俺は、我慢、したよなァ…？｣

吐息混じりにそう言うのは、恋人である不死川実弥である。

その溢れ出る色気に圧倒されて声が出なくなっていれば、" なァ、YOU… "と真上から熱の篭った視線で捉えられた。

見つめられると同時に恥ずかしさが募るも、何故か視線は逸らせない。

『が、我慢って、』

｢あァ？無自覚だとしたらタチ悪いなァ…｣

今の状況をいえば、私の両手首は彼によって頭上に固定され、そのまま私に覆いかぶさっている。

どんなに抵抗しても、こんな体勢じゃ倍返し確定だった。

…まあ、何にせよ、こんな状況になった事には少なからず理由がある訳で。

『ちょ、ちょっと胸筋を触らせて貰っただけじゃないですか…！』

｢触るならそれなりの覚悟をしろと言った筈だがァ？｣

『なっ、そういう(・・・・)覚悟だなんて分かるわけないじゃないですか！！』

…とまあ、こういう事である。

いつの時もさらけ出されている彼の胸筋。

もはや触れと言っている様にしか感じないのは、私だけなのだろうか？

…しかも恋人だし。私達。

『……実弥さんだから、触りたいと思ったのに。…あ。』

ポロリと零れた本音。

……なんて失態。

このスケベ柱に触発されて、私までスケベに成り果ててしまったのか。

気持ち悪いと思われただろうか。
汚い女だと思われただろうか。

そんな不安を諸共せず、私を見下ろしている彼は、

｢………煽ってんのか、お前。｣

恐ろしい真顔のままそう告げたのだ。

『ッ、煽ってなんかないです！』

即座にそう伝えるも、聞く耳など持っていない彼。

｢………悪ぃが、あんな事言われて止められる程、出来た男じゃないんでねェ｣

そう低い声で言えば、ゆっくりと近づく唇。

吸い付くように触れ合った唇はなかなか離れず、だんだんと甘いものに変わっていく。

『ん、ゃぁ、』

｢…ッ、は、｣

名残惜しげに離れれば、お互いの荒い吐息が混じった。

｢……元はと言えば、お前が煽ったんだからなァ。｣

最初こそ反抗していた私も、こうなってしまえば大人しくなる他ない。

｢今度は俺が触ってやらァ。｣

『……それなりの覚悟、して下さいね。』

悔しくなって彼の真似をして強気に返しても、

｢…上等だァ。｣

…まだまだ、彼には及ばない。