狂 愛 【EXILETRIBE】

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あなたの本日の占い結果です - 2024年5月8日

世界【鈴木伸之】







俺はこの世界に不満を抱いていた。


何故、

この世界はこんなにも汚れているのだろう。




伸之「YOU・・・」




嗚呼、この世界が二人だけの

モノならばどれほど良かっただろう。



YOUの写真を見つめ、そう呟く。





俺の部屋一面に張られたYOUの写真。




笑っているキミ


泣いているキミ


眠っているキミ


踊っているキミ




どのYOUも美しい。





伸之「けど、やっぱり一番は本物だね」





部屋の隅にあるベッド。



手錠で拘束され、

悲しげな笑みを浮かべるキミ。




「伸之、くん･･･」




その目に光はない。





伸之「ごめんね、YOU･･･」





この世界は汚れている。



そんな世界にキミを置いておくなんて俺が許さない。




だったら二人きりの世界へ行ってしまおう。






伸之「大丈夫、優しくするから・・・」





そう言って傍らから包丁を取り出す。





「うん・・・」




YOUも俺がこれから

何をするのか察したようで、そっと顔を伏せた。



ゆっくりと彼女の方へ歩み寄る。



彼女の目からこぼれ落ちる無数の涙。






伸之「ごめんね」




そう言うと、俺は彼女の心臓に包丁を刺した。





「の、ぶ之く･･･」



けれど刺しどころが悪かったようで、

彼女はまだ死ねずにいた。



すぐに楽にしてあげようと、

もう一度彼女に向かって包丁を振り下ろそうとした瞬間。






「ーーーーー」





彼女の口が微かに動いた。


俺がその言葉の意味を理解した瞬間、

彼女は息絶えてしまった。






伸之「･･･、大丈夫。」





そう呟き、自らの心臓に包丁をむける。






伸之「必ず、添い遂げようね。来世では」





彼女が死の間際に残した言葉







゛大好きだよ゛







自分の死ぬ間際だと言うのに俺の行動を理解し、
最後に愛を述べてくれた。





嗚呼、やはり君は愛らしい。





そう呟くと、俺は自らの心臓に包丁を刺した。









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