高校生になりました！【イナイレ】

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ＦＦＩ優勝後･･･

雷門中を卒業して高校生になった彼等･･･

彼と高校生活を送ってみませんか？

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5種類の結果パターン

今日は____ - 2024年5月8日

今日も肌を刺すような強い日差しを浴びて
海でサーフィンをする人をただ見つめる。

あの人は同じ高校の先輩で、サッカー部の人。
サッカーの日本代表に選ばれて世界と戦ったすごい人らしい。

その人はここ、沖縄の誰もが知る有名人。
明るくおおらかで子供たちの面倒もみてて、子供たちからはに～に～！と呼ばれ親しまれてる。

私も高校生になるまえから名前は知ってた。

綱海条介さん

私は綱海さんの名前しか知らなかったけど

高校生になってからのこと…
私は犬の散歩をいつもより早い時間で、違う場所で行った。

砂浜で散歩をしていると、一人のサーファーを見つけた。

こんなに早い時間にやるなんて…誰だろう？
そう思ってその人のことを立ち止まって見つめた。

その時
ふと、あの人がこっちを見た。

勿論、私も見ていたのでバッチリ目があった。

私は焦って目線をすぐ反らし、散歩を続行した。
あの人がずっとこっちを見ていたことに気づかず。

(あ…綱海さん、またサーフィンやってる。)

それから殆んど毎日、あの人を見かけた。
あの人の名前も知った。
あの有名な綱海さんだってことは驚いた。

でもなんでいつもこんな朝早くにサーフィンしてるんだろう。

そんなことはすぐにわかった。

きっと綱海さんはサッカーの練習でサーフィンをする暇がないから、
こんなに朝早くに起きてしてるんだろう、と。

綱海さんはとても生き生きとサーフィンをしていて、とてもキラキラしてて眩しかった。
そんなにサーフィンが好きなのかな。
そう思いながら綱海さんを遠巻きに毎日眺めていた。

ある日、私はいつも通り犬の散歩をしていた。
今は朝ではなく夕方だけど。
いつもの砂浜で散歩をしていると、

「あ…」

サーフボードを持って砂浜に立っている綱海さんを見つけた。

珍しいな、いつもこの時間にサーフィンはしてないのに。
部活は休みだったのかな。
知り合いでもないので綱海さんの横をそのまま通り過ぎようとした。

「…あ、お前」

と、綱海さんに声をかけられた。
周りに人はいないので、私に話しかけてることには間違いなさそうだ。
顔を綱海さんの方に向ける。

「毎朝ここで犬の散歩してるだろ！」

「え、はい…そうですけど」

やっぱり！と笑顔で言う綱海さん。

「やっと話せた！」

「え…？」

「ずっと前から気になってて、話してみたかったんだ！」

キラキラと眩しい笑顔でそんなことを言う綱海さんに、

顔と胸が熱くなる。

もしかして、

好きなのかも。