【ワンピース】ハートと、私。

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初書きの二酸化炭素と申します。

ハートの海賊団の日替わりです！

おかしい部分や、「なにこれ？」な所があると思いますが、よろしくお願いします。

題材は、「◯◯な貴方と(キャラ)」みたいなかんじです。

ロー、ペンギン、シャチ、バンダナ
を中心とします

グダグダですが、コメントもお願いします！

5種類の結果パターン

どんなお前も好き。 - 2024年5月5日

今日の貴方は少し体調が悪いようです。

––––––––【ロー】––––––––––––––

YOUside

「頭痛い…」

それが私が酒場の小さなカウンターで呟いた言葉だった。

頭が痛いだけじゃない。体が全体的に気持ち悪い。立ち上がったら眩暈がしそうなほど。

その原因は私の隣にある。

「ねぇ、おにぃさぁん、一緒に話しましょお？」

「何言ってんの、私も話すのよ」

「…うるせぇな」

「…冷たいわねぇ」

…ローさんに寄ってくる女の人達だ。ローさんはかっこいいし、そりゃ女の人が集まるのも当たり前だ。

別に嫉妬とかしてるわけでもない。
…ただ私を苦しめているもの、

–––––––「匂い」だ。

キツイ香水とお酒の匂いが混ざり合って脳天を殴る。…最低。

私は昔から鼻が敏感で、嫌な匂いで体調を崩す事は多々あった。
…まさに今の状況じゃないの。

もう限界！

ガタッ

「キャプテン私、船に戻ります」

…ドアへ歩き始めた時。

「…YOU。俺も行く」

「は？」

「は、じゃねぇ。理解しろ」

そういうとローさんは乱雑にお金を払い、私を外へグイと引っ張り出した。

「うわっ！キャプテ…」

足元がふらつく私は、こけそうになり、
…キャプテンに抱きしめられる形に。

「ったく。危ねぇな」

「ッ! ！！」

頭が痛みも飛び越えて真っ白。

「さっきからなんだ、心配させんなバカが」

ずっとなにも言わなかったのに、

今ではくどくどと私に説教をする。心配してくれたの…かな？うわぁ、絶対私顔真っ赤！

ちょっと待って、何で私はドキドキしてるんだ…

「帰るぞ」

そう呟くと、私をおんぶした。
急に力抜けた私はその大きな背中に身を委ねた。

…きつく香る強がりなジャスミンの香りも、
何処か寂しげで心地よかった。

「お前が『好き』ってことに
いつ気付くんだろうな、
… YOU」

(その声はYOUに聞こえたとか、
聞こえなかったとか)