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怪我、病気になった獄卒をお世話するようです
(主がそうなることも)

昔作ったものを肥やしにしておくのは惜しく、今はできていた分だけをアップさせていただきます。

欠損、流血表現有り
長さ、負傷の度合いはまちまちです。

主人公は獄卒です。(普通にしゃべります)
創作設定、コミカライズ設定が含まれます。
キャラ崩壊等ありましたらご連絡をよろしくお願い致します。



数件のみ
結果一覧(パターン数)

斬島 介抱1 介抱される0(都合上2つあります)

佐疫 介抱1 介抱される0

田噛 介抱0 介抱される0

平腹 介抱0 介抱される0

谷裂 介抱1 介抱される0

木舌 介抱1 介抱される0

5種類の結果パターン

お大事に。 - 2024年5月11日

佐疫「YOU…ごめん、重いだろ?」

「なに言ってるの、謝らないで!」

任務は成功したが、佐疫には両腕がなかった。

後衛で戦う彼を護るのは前衛の仕事だ。それなのに不意討ちで襲われて…
すぐに物ノ怪は倒したものの、一歩遅かった。


それでも「俺が気を抜いたからだよ」と
柔らかく笑う佐疫は優しすぎる。

佐疫「それに俺、怪我したの腕だし担がなくっても…」

「ふらついてるのに歩かせられないよ」

地面にはぼたぼたと赤黒い道が続く。


「鈍くても痛覚があるのは…辛いね」

佐疫「俺たちは不死身だから、確かに痛覚は必要ないのかもしれないけどさ」

人でなくとも、獄卒の体は人に限りなく近い。
感情もあるし、痛覚もある。


佐疫「でもね、痛みがあるから、亡者の気持ちも分かるんだと思うよ。だからこそ体を大切にできるように」

佐疫「まぁ、俺もあんまり、分かってないんだけど、さ」


ぼた、ぼた、ぼた。


「あと少し辛抱してね。もうすぐ帰れるから」

佐疫「…うん」


佐疫は力なく呟いた。

佐疫「…はは、俺、かっこ悪いなぁ」


そんな訳ない。

いつだって彼は、自慢の腕で私たちを助けてくれるのに。


「ううん、佐疫はいつだってかっこいいよ」

佐疫「…」


少しずつ、少しずつ佐疫の呼吸が浅くなる。


佐疫「やっぱり俺、YOUと一緒にいると安心するなぁ。……眠く、なってきちゃった」

「寝てていいよ。止血とかやっておく」

佐疫「うん、ありがとう。YOUがいてくれて、助かっ た」


佐疫「お言葉に甘えて、ちょっと 眠る、ね」

「…」

獄卒にとって、これは少しの間の眠りにすぎない。

それでも、人間にとってはたった一度きり。
本来ならもう目覚めることはない、永遠の。

「おやすみ、佐疫」

重くなった佐疫を抱え、夜道を進む。
冷えたその重みが、何故だかひどく切なかった。

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設定タグ:獄都事変 , 夢小説 , フリーゲーム   
作品ジャンル:タレント/アニメ
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作者名:昆布 | 作成日時:2021年8月25日 3時

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