銀河を駆ける恋心 【銀英伝】

6種類の結果パターン

あなたの本日の占い結果です - 2024年5月10日

思ったより会合に時間が掛かり、レストランを出たときには、街はどっぷり夜の闇に身を預けていた。

ここから宿舎は近かったはず。小さな距離をタクシーに頼るのも何だかあれだ。地理に強い方ではないが、私は歩き出した。

その自信が、良くなかったらしい。

「あの、私、急いでいるので」

「いいじゃねえか、ちょっとくらい……ほら、いいことしようぜ？」

「っ、どこ触って……！」

男の手から逃れようと足を振り上げた瞬間、バチッと電流が身体に走る。

「あっ……」

「おおっと、簡単に逃がさねえぜ？ スタンガンの威力舐めんなよ。じゃあ、遠慮なく続きさせてもらうぜ……」

舌舐めずりしながら男の無骨な手が、敏感なところをさする。その不快感と恐怖に涙腺が緩む。

「だ、誰か」

「はっ。残念だな。助けなんてこな……」

男の台詞はそれこそ残念なことにすべてを語ることを許されなかった。もちろん、私が奴に掛ける同情なんてないが。

「美しい女を泣かせるなんて男として最低だぜ？ 赤ん坊からやり直してきな！」

男をぼこぼこにしてから、彼は座り込んだままの私に振り返った。

「大丈夫か？ 怪我は？」

「怪我はないけど、動けそうにないわ……助けてくれてありがとう。シェーンコップ」

「おれの助けを請う美女がいたら助けに来るのが当然だろ？ ほら、医務室まで運んでやる」

シェーンコップの大きな背中に身体を委ねる。先程とは真逆の安心感に、再度視界が歪む。

「だが、夜道を一人歩くとは感心しないぜ、YOU？」

「道に迷うなんて思わなかったの」

「次からはちゃんとお供を付けて行くんだな。おれのような、かっこよくて強い奴をな」

「貴方じゃだめ？」

シェーンコップが足を止めた。こちらに視線を寄越す。その瞳を私は受け止めた。

「おれだとこのまま自宅まで連れ去ってしまうかもしれないぞ？ そういう可愛いことは言うな」

「医務室より、シェーンコップの家の方がいい……なんて言ったらまた怒る？」

彼は私をベンチに座らせた。怒っているような表情を作った彼だったが、目が笑っている。私も彼の瞳に倣って笑みを浮かべた。

「男は皆、狼を心に隠し飼っているんだぜ？」

「貴方は隠してないでしょう？」

「そりゃそうだ」

彼が私を抱き上げた。顔と顔が近い。夜の街は涼しいを通り越して寒いほどだが、二人の距離は暑かった。

「じゃあ、姫君の要望通りさらってやるとするか。今夜は逃がさねえぜ？ 安心しろ。ちゃんと愛してやる」

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ラッキーカラー

しぶがみいろ

ユリアン「ラッキー提督！貴女に運を呼び込む提督を占いますよ！」ヤン「提督ではないはずの人がいるんだが…」ラインハルト「気にするな」ヤン「ええ……」

ビュコック提督

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