【黒バス】チョコレート？えーっとね……【日替わり】

10種類の結果パターン

はっぴーはっぴーばれんたいんでー！ - 2024年5月13日

今日のお相手は花宮くんです♪


あ「はなみゃーくん、帰んないの？」

隣の席で、ヒマそうにいていた彼に声をかけた。

花「帰るに決まってんだろ。つかそのあだ名やめろ。うぜぇ」

あ「やだなぁ、そんなこと言わないでよ。本性ばらすぞおい」

ニコリとそう言うと、花宮くんは顔をひきつらせた。

つい最近、席替えをして隣の席になった。
そんな花宮くんは猫被りで、あたしも猫被り。

類は友を呼ぶ―――やったね花宮くん。
座右の銘通りだよ喜べ！

あ「そういえば……今日はなんの日か知ってる？」

花「あ？」

あ「やだなぁ、バレンタインよバレンタイン。てわけで、」


スッと手を差し出す。
それに花宮くんは「は？」と首を掲げるので笑顔で言い放つ。


あ「チョコレート頂戴」

花「なんでだよ！！」

あ「だってあたし、チョコ大好きだから。あ、甘いミルクチョコね。
　 間違ってもカカオ100％とかは無理だから」

花「てめぇ……！」


と、小声で言い合いをしていると、女子数人が近寄ってきた。
手には可愛らしいラッピングされたもの。
あぁチョコか。


「あ、あの、」

あ「花宮くんじゃない？」

花「俺？」

「い、いえ！YOUさんに……！この間お世話になったので……ッ」


そう言って彼女たちは、花宮くんではなくあたしの机にチョコを置いていった。

あたしの机に。


バカにしたように見て、一言告げる。


あ「……。残念だったねー、あはっ」

花「ふはっ！あんな女からなんかいるわけねーだろ」

あ「ふぅん。……じゃあ誰からだったら欲しいの？」




―――カタン、と席を立つ彼。なんだどうした。帰るのか。

そう思っていると、彼は

あたしの顎に手を伸ばし、上を向かせ―――――




花「俺が欲しいのは、……てめぇだよ。バァカ」




そう、告げたのだった。





(あたし？チョコじゃなくて？)
(…………もういいわ。じゃーな)
(どこ行くのマコたん)
(部活……っつかなんだマコたんって)
(あだ名)



＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊


花「あぁ？チョコ？評価？
　 お前から以外もらうわけねーだろバァカ」

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