【ツキウタ。】新くんと何しよう？

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塩キャラメル(□-□)なのだよです！

11月6日殿堂入り!!!
02月1日終了!!!

【日替わり内容一覧】
･守る
･猫化
･誘拐
･ドＭ
･好物
･卒業
･緊張
･魔法
･電車
･余裕
･我慢
･覚悟
･熟睡
･キス×2
･看病×3
･股ドン
･床ドン
･肘ドン
･添い寝
･ナンパ
･お風呂
･ドラマ
･吸血鬼
･甘える
･キス魔
･年越し
･寝起き
･女体化
･慰める
･塩対応
･壁ドン×2
･デート×2
･ヤンデレ
･コスプレ
･自傷行為
･余命宣告
･ヤキモチ×2
･ハロウィン
･サプライズ
･クリスマス
･教師と生徒
･アルコール×2
･ドS＋ドスケベ

(他作品)夜くん
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/3b63029c0a8/

(続編)葵くんと何しよう？
http://uranai.nosv.org/u.php/day/3b63029c0a2/?w

50種類の結果パターン

あなたの本日の占い結果です - 2024年5月4日

緊張

｢新…緊張するね…っ｣

私は彼ら年中組の初仕事の現場に付き添っていた。
葵は完全に指先が冷たく笑顔がぎこちない。

｢…｣

｢新？｣

葵の問いかけに何の返答もせず黙って新はステージに目を向けている。

｢葵、あのアナウンサー…すげぇきょに｣

｢おいコラ、呑気だなぁ？｣

さすがに空気の読めない発言に脇腹にすかさずパンチをいれる。
表情を変えずにいてぇ、と嘆く新。

｢新はすごいね…初仕事なのにいつも通りで｣

｢いや、何かさ…緊張し過ぎてこの状況楽しんでるんだよ｣

｢は？｣

淡々と口にした言葉に葵と私の頭上にハテナが浮かぶ。

｢緊張よりもワクワクが勝ってるっていうか、何だろな？｣

困ったような顔で少しだけ笑う新の頬を掴む。身長差が激しいから私は背伸びを頑張っている。

｢図太い神経してやがるな。ほら、楽しんでこいよ｣

ステージから2人を待ちわびる割れんばかりの拍手が聞こえる。
行け、と促すも動こうとしない2人。

｢YOU…｣

葵と新はポツリと私の名前を呼んだ。

｢そうだな、このまま行くか｣

新は私をひょいと抱きかかえた。
ジタバタと暴れるも手から逃れられない。

｢おい！一応年上だぞ！｣

｢さすがにそれはダメだよ｣

そうだ、私は2つ年上なんだよ…全く。
ようやく降ろされた私の頭を葵が撫でる。
敬うというより可愛がってないか！？

｢全くお前らはいつも手を煩わせるんだから…早く行け！楽しんでこい！｣

背中を押してステージへと送り出す。

｢――――――――――――。｣

｢…っ！？｣

ボソリと囁かれた新の言葉はしっかりと聞こえていた。ニヤリと笑った顔。
腹パンものだがこれじゃあ出来なそうにない。

｢なぜドキドキしてるんだ私は…！｣

『YOUがいれば俺はどこでも楽しい。好きだからな』