【注意】・夢女さん向け
・全年齢向け
・捏造注意
・nmmn
日替わりで2434の男性ライバーさんとデートができる！！！
リクエストいただければ書きます
解釈違い等ありましたら申し訳ございません
知らないライバーさんを知るきっかけにしていただければと思います。
お手柔らかにお願いします！！
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同じ作者(私)が作った2434の長編小説あります！よろしければ！！！ 夢の向こう
(本作品の設定もこちらの世界観に引っ張られています)
6種類の結果パターン
あなたの本日の占い結果です - 2024年5月4日
【甲斐田晴×買い物デート】
部屋に籠ってばかりの晴さんを買い物デートに誘ったのは私だ。
ただ、彼がこんなにも体力が無くて、服に無頓着で、頼りない男性だとは思っていなかった。
「って、思ってるんでしょ！どうせ！」
私の心境を代弁するように半泣きで弱音を吐く晴さんを横目にクスリと笑う。
「あーー！バカにした笑いだ、甲斐田のことを今絶対バカにした！はいもう裁判！有罪！」
「バカになんてしてないよ。面白いなぁって思っただけ。」
「それ！バカにしてるって言うんですー！」
歩く体力は無いのに、口論する体力はあるようだった。
「晴さん大丈夫？もうお家帰ろっか」
私はわざとらしく首を傾げて言う。
本当はまだ見たい雑貨屋もある。
欲しい服だって、まだ買ってない。
それをきっと、晴さんもわかっていて──。
「……まだ、YOUちゃんに似合う可愛い服、買ってない。」
「でも、晴さんが楽しくないなら、私1人でも買い物できるし…」
「ハーー！楽しいですが？！見せてやろうじゃないの甲斐田の彼氏力！」
晴さんはそう言って立ち上がり、勢いよく歩き始める。
が、数メートル歩いたところでスピードがガクンと落ちた。
「……今、情けないなと思ったでしょ」
「思ってないよ」
晴さんはまた近くのベンチに座り込むと大きくため息をつく。
そんな晴さんを見て、引きこもってる彼氏を突然買い物デートに誘ったのは完全な間違いだったな、と反省する。
そう、反省しているのは晴さんも同じようで。
「ごめん、次までに、体力つけとく、から。」
捨てないで、と言わんばかりに私を見つめる彼。
私はふふっと笑うと「次はあんまり動かなくてもいいデートしよっか、」と返した。
「例えば？」と問う晴さん。
「ピクニックとか？」と答えると、途端に「日差し…」と嫌な顔をする晴さん。
「ピクニック、楽しくないかな？」
私がそう聞けば、晴さんは「きみと居て楽しくないことなんてあるわけないでしょ、」とすんなり答える。
でも日差しが、とか、陽キャが、とかブツブツ唱える彼氏を横目に、私は満足気に笑う。
確かに彼は体力が無くて、服に無頓着で、頼りない男性だ。
でも、誰よりも心優しくて、目標に真っ直ぐで、それが私の彼氏なんて。
「誇らしいに決まってるよ。」
「なんて？！！」
「ふふ、なんでもない！」
晴さんとのなんでもない日常が、私にとっての宝物だ。
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作者名：WAJ | 作成日時：2021年5月6日 21時
