TVXQ　奏心な愛　1　～ユチョン～

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:191,318 hit

Aさんの診断結果

第３話：悪友！？ユウコとの待ち合わせに少し遅れて到着した私。

「私を待たせるなんて何様？」
「ごめんっ。」
私はすぐさま謝った。

「…なーんてね(笑)。実は私も今来たとこなの！」
豪快に笑うユウコ。
私は彼女のこういうところが好きだ。

彼女とは小学校からの友達で、就職した今でも仲良くしている。腐れ縁ってやつ？(笑)

「さぁ、寒いから早く入ろっ。ここのビーフシチューおいしいんだって！」
さすが情報通のユウコ。
グルメ、旅行、ショッピング、芸能情報などなど･･･彼女に聞けばすべてが分かると言っても過言ではない。
『Begin』を教えてくれたのも彼女だ。

「よし、じゃあ、まずは乾杯！」
ユウコがビールのグラスを高々と上げた。私は飲めないのでウーロン茶。
「お疲れ～。」
チンっ。二つのグラスがぶつかり、甲高い音を鳴らした。

ユウコは一気にビールを飲み干した。
「ぷはぁーーーーー、うまいっ！」
その飲みっぷりはまるでおっさんだ(笑)。

恒例の儀式(？)も済み、ここからはゆっくりと食事を楽しむ。
「ねぇ、A。最近、何かあった？」
毎回同じことを聞くユウコ。
「何も･･･。いつもと同じ。」
毎回同じことを答える私。

お互い30歳目前だというのに刺激のない毎日を淡々と送っている。
しかし、それでもいいと私は思っていた。

････もう二度とあんなつらい目には合いたくない････

過去の恋愛がトラウマになっていた私。
いつしか誰かを愛することを恐れ、恋愛の仕方も忘れていた。

「なーーーに考え込んでいるのよ？」
ユウコが私の顔を覗き込む。

「べっ、別に。･･･ここのビーフシチューおいしいね。さすがユウコ！」
「でしょ。」
私はごまかすようにビーフシチューを口に運んだ。

「うわっ、熱っ。」
「A大丈夫？ホントそそっかしいんだから。」
「ははっ、大丈夫、大丈夫！(苦笑)」

私は急いで冷たいウーロン茶を飲んだ。