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Aさんの診断結果

第45話:心からの涙 〜ユチョンside〜
Aさんが店から飛び出して行った。

俺は、あの時の事を思い出した。
飛び出した彼女を負ったチャンミンの後ろ姿。
どうしていいかわからず体が動かなかった惨めな自分。
今度こそAさんを追わないと!

「おじさん、俺行ってきます。」
そう言うと、俺も店を飛び出した。

店を出るとAさんの姿はすでになく、どこを探せばいいかわからなかった。
しかし、足は勝手に動き、目が彼女の姿を探していた。

どれくらい経っただろうか。ショーウィンドウの前に立つAさんを発見した。
俺は安心しそっと近づいた。

「可愛そうな私…。」
彼女は自分の姿を見てそう呟いた。

その言葉を聞き俺は気付いた。
彼女は自分自身で悲しみを深くし、そして、そこから抜け出そうとしていない。

「そうやって自分を甘やかしてるんですね。」
俺の姿に、驚いた表情で振り向く彼女。

「なんで、逃げるんですか?」
「…私には耐えられないのよ。」
「耐えられない?Aさんは、前に進もうと努力したんですか?」
俺は彼女に厳しい言葉をかけていた。

「シュンさんが居なくなって悲しいのはAさんだけじゃないですよ。」
俺自身、驚いていた。
優しく彼女を支えようとしていた考えとは裏腹に、今の俺は、厳しい事ばかり口にしている。
でも、頭で考えて出た言葉じゃない。自然と感じたままの思いをぶつけている。

そんな俺の気持ちを分かってほしくて、俺はAさんをまっすぐ見つめた。
すると自然に涙がこみ上げてきて頬を伝った。

「…ユチョン。」
俺の涙に彼女は少し驚いていたが、何も言わず優しく拭いてくれた。

「戻りましょう。おじさんきっと心配してますよ。」
僕の言葉に彼女は黙ってうなずいた。

第44話:冷えた指先と温かな涙第45話:心からの涙 〜ユチョンside〜第46話:TAXI



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作者名:ちゃ〜み〜

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