TVXQ　奏心な愛　1　～ユチョン～

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Aさんの診断結果

第17話：バレたっ！　～ユチョンside～
振り返るとチャンミンが立っていた。

「お、お前こそ…何でここに？」
「僕はＣＤショップに行く途中ですけど…。」
秘密基地がバレてしまう…突然のチャンミンの出現に俺は焦った。

「あ～お店、休みみたいですねぇ…。」
楽器店のドアに顔を近づけて中を覗くチャンミン。

「あぁ、そうだな…。」
「ここって…楽器屋さんですよね？何か買うんですか？」
軽く笑みを浮かべながらチャンミンが聞いてきた。

コイツ、わざと聞いてきているな…そう感じた。
もうこうなったら面倒臭いので俺は正直に話すことにした。

「チャンミン！飲みに行こう。」
「えっ？」
「いいから付き合え。」
俺はチャンミンの肩に手を回し、オモニの店へ向かった。

(韓国語)
「こんばんは～。」
「ユチョンいらっしゃい。あら、今日は一人じゃないのね。」
「紹介するよ。同じ東方神起の…。」
「チャンミンでしょ！知ってるわよ(笑)。」
オモニは豪快に笑った。

「あっ、はじめましてチャンミンです。いつもヒョンがお世話になってます。」
「あら、若いのに礼儀正しいわね～。しかも、テレビで見るより男前ね。」
さすがしっかり者のチャンミン。…抜かりないな(笑)。
オモニも礼儀正しいチャンミンが気に入ったみたいだ。

いつもの席に座り、運ばれてきた韓国焼酎で乾杯をした。
俺は1杯目をすぐに飲み干し、2杯目を注ぐとそれもすぐに飲み干した。
「ピッチ早いですよ。」
チャンミンが注意してきた。

…せっかくの秘密基地がバレてしまうんだ。
飲まずにいられるかっ！

「で、何か話があるんじゃないですか？」
「話？…ああ。」
何から話せばいいんだ？…俺は少し黙っていた。

するとチャンミンは待ちきれなかったのか自ら聞いてきた。
「最近仕事帰りに行っていたのって、さっきの楽器屋さんですか？」
俺はうなずいた。

「お目当ての女の子でもいるんですか？」
焼酎のせいか、チャンミンの問いかけのせいか、少し顔が赤くなる。

「ヒョン分かりやすいですねぇ～。でも、ヒョンが気に入るってことは相当美人なんですね！」
チャンミンの問いかけに俺はあることに気が付いた。
…彼女は今まで好きになったタイプとは違う。