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Aさんの診断結果

第14話:彼の温かな旋律
コーヒーを淹れている間、店内ではオーナーと彼が話をしていた。
声は聞こえないけど、あの無愛想で口数が少ないオーナーが笑顔で話している。
それは、彼の人懐っこい優しそうな雰囲気がそうさせたのだろうか…?

コーヒーが出来たころ、赤面していた私の顔も少し落ち着いた。
「平常心、平常心…。」
私は気持ちを落ち着かせてコーヒーを運んだ。

「どうぞ。」
「いい匂いっすね。いただきます。」
彼はコーヒーを一口飲んだ。

「すごくおいしいです。ねっ、おじさん!」
「えっ、あぁ。…美味いな。」
オーナーは少し照れながら、私が入れたコーヒーを褒めてくれた。

「ありがとうございます。」
初めて褒められ、私も少し照れた。

彼は店内を見渡し、奥のピアノを指差して言った。
「あのピアノ結構古いですね。」

楽器のこと詳しいのかな…?
私は少し彼に興味がわいた。

「あぁ、この店で一番古い楽器だよ。…弾いてみるか?」
「いいっすか?」
オーナーに勧められて彼はピアノの椅子に座った。

何を弾くか少し迷っているみたい…。
彼は数秒間鍵盤を見つめていた。

そして静かに鍵盤に指を置き、軽く深呼吸をして弾きだした。

♪〜♪〜

『Begin』!!

私は驚いた。

彼はやはり弾き慣れているようで楽譜がないのにすらすらと、しかもたまに瞳を閉じ弾いている。
彼が奏でる音はなめらかで温かく、陽だまりに包まれているようだった。
私は瞬く間に彼の音に惹き込まれ、そして、ピアノを弾く美しい横顔に見惚れた。

ピアノを弾き終わり
「あの…時々ここに来てもいいですか?」
彼が照れくさそうに言った。

「ああ、いいとも。いつでもおいで。…ね、Aさん?!」
「あっ、ええ。お待ちしています。」
オーナーの突然の振りに私は少し焦った。

「色々ありがとうございました。じゃあ、俺はこれで…。Aさん、コーヒー美味しかったです。」
ハニカミながらそう言うと彼は店を出て行った。

第13話:二人を結ぶ曲 〜ユチョンside〜第14話:彼の温かな旋律第15話:混乱



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作者名:ちゃ〜み〜

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