希望は眠らない夢‐ｷｭﾋｮﾝ‐３

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Aさんの診断結果

51.ごめんなさい■ﾘｮｳｸside■

目が覚めても起き上がる事すらできない

ずっと空を眺めていると、父さんと母さんが入って来た

ﾘ父『ﾘｮｳｸ!目覚めたか!』

ﾘ母『先生読んでくるわ!』

と言い母さんは出ていった

ﾘｮｳｸ『…父さん…仕事は…』

ﾘ父『仕事より自分の子供の方が大切だ。成人して仕事してしっかりやってたとしても自分の子に変わりはない』

ﾘｮｳｸ『…ありがとう』

医者『目覚めましたか??』

医者はﾍﾞｯﾄﾞの横に立ち、看護師は父さんと母さんに外で待っててください、と言った

言われた通り父さんと母さんは病室から出た

医者『これ、見えますか??』

と言いながら人差し指を出してきた

ﾘｮｳｸ『…ボヤけて…』

医者『今少し息苦しいと思うけど、少しずつ落ち着いてくるばずです(^_^)朝食は出そうと思うけど…』

ﾘｮｳｸ『…いりません』

医者『じゃぁ、昼食はだすから食べれるだけ食べてね、何かあったらすぐに呼ぶこと!』

ﾘｮｳｸ『…はい』

そう言うと医者は病室から出て言った

医者が出た後、僕はすぐに目を閉じて乱れていた呼吸を整えた

目を閉じていると病室に誰かが入って来た

ﾘ父『ﾘｮｳｸ』

父さんか…と思い目を開くと…

ﾋｮﾝ達が…立っていた…

起き上がりたいのに体が言う事を聞いてくれない

すると、ｲﾄｩｸﾋｮﾝが走って体が動かない僕に抱きついてきた

ｲﾄｩｸ『ﾘｮｳｸ!どうして連絡しなかったんだよ!心配したんだぞ!』

涙をボロボロと流しながら言うﾋｮﾝ

そんなﾋｮﾝの後ろでは大泣きのﾋｮﾝ達

酸素ﾏｽｸを自分で外して口を開いた

ﾘｮｳｸ『…ごめんなさい…』

再びﾋｮﾝに抱きしめられる

その後、父さんは仕事に戻り、母さんは医者と話をしに行った

ﾋｮﾝ達は…泣き疲れて病室のソファーやﾍﾞｯﾄﾞにうつ伏せになって寝てしまった

僕の体についていたたくさんの機械ははずされ少し楽になった

やっと体が少し動くようになった僕はﾍﾞｯﾄﾞからおり、病室を出て壁を支えにゆっくり歩き医者の元へ行った