今日の貴方のお相手は…？
花柄の櫛 ※現パロ注意〜小狐丸〜 【小狐丸と貴方は高校生で幼馴染です】
『んー！テスト終わったあ！』
聞き慣れたチャイムが教室中に鳴り響く。
今週は期末テストの週で、今さっき全てのテストが終わった所だ。
小「Aさん、随分と機嫌がいいみたいですが何かあったんですか？」
『んふふ、実はね…』
私が浮かれているのには理由がある。
このテストの点が良ければ、親が前から欲しがっていた服を買ってくれる約束をしてくれたからだ。
テストの点数には自信があるし、それになにより…
家庭教師の先生とその服を着て映画を見ることが、何よりも楽しみだったから。
小「…そう、なんですね。…今度、私にも見せて下さいね？」
『…う、うん…？』
私の話を聞くや否や気まずそうに教室を後にする彼。
…何か言ってはいけないようなことでも口走っただろうか？
そんな事を考えているうちに気づけば日は傾き、下校時刻になっていた。
私が校門の所で友人を待っていると、
小「Aさん、少々お話があるのですが…宜しければ一緒に帰りませんか？」
突然後ろから話しかけられたものだから、私は思わず
『ひゃ！？』
と、らしくない声を上げてしまった。
顔を赤くしている私を微笑みながら覗き込む彼。
いつもとは違う彼の表情に、私は誘いを断ることが出来なかった。
久しぶりに二人だけで帰る放課後の時間。
…私は何とも言えない気持ちを覚えていた。
『…私としたいお話って…何かな？』
少し緊張していたのだろうか、少し問いただした声が震えていた。
小「…今日、教室で聞いた話について聞きたいことがあって。」
『…うん、いいけど…』
いつもとははやり様子が違う幼馴染に、私は更に緊張してしまう。
自然とギュッとスカートを握る手の力が強くなる。
小「単刀直入に言いますが、Aさん。」
『は、はいっ！』
小「来週の土曜日、私とデートして頂けませんか。」
『は、はい？』
突然のデートの誘いに驚きが隠せない。
小「私が最初では駄目ですか…？」
『…さい、しょ…？』
彼の言っている意味が分からず、思わず首を傾げた。
小「…服、絶対可愛いと思うので…家庭教師なんかじゃなくて」
小「一番最初に、私にその姿を見せてくれませんか。」
そう彼は言うとそっと私の頬に触れた。
小「デート、楽しみにしていますね。……A。」
―――――――――――――――――――――――――――
お待たせしてすんませんん！
←罠(二個目)｜花柄の櫛 ※現パロ注意｜釣り竿(魚付き) ※祭事ネタバレ注意→
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虚無零(プロフ) - コメントを残してくださり、有難うございます！作者のモチベに繋がるので本当にうれしいですm(_ _"m)何かあったらコメントくださるとうれしいです(´_ゝ｀) (2018年8月22日 23時) (
レス) id: 8b8dd662b7 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 明石………カッコいい…！好きだああ！！！とても面白いです！これからも頑張ってください！ (2018年8月22日 0時) (レス) id: 58777ef85e (このIDを非表示/違反報告)
虚無零(プロフ) - コメントありがとうございます！自分には勿体ないお言葉です(´_ゝ｀)なるべく更新頑張りますので気長に待っていてやって下さいm(_ _"m) (2018年4月18日 23時) (レス) id: 8b8dd662b7 (このIDを非表示/違反報告)
のんのん - いつも楽しみに見させていただいています。( ´艸｀)これからも無理しないように、頑張ってください(*ﾟ▽ﾟ)ﾉ (2018年4月14日 17時) (レス) id: fd50aac36b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：虚無零 | 作成日時：2017年8月2日 1時
