今日の貴方のお相手は…？
赤いピアス〜和泉守兼定〜 【今日はエイプリルフールです】
『…い、和泉守さんなんて、だだだっ、大っ嫌い！』
和「…っ！？」
兼さんの部屋の障子を勢いよく開けると、私は叫んだ。
…ああ、何でこんな事してるんだろう…？
―――それは遡ること30分前―――
鶴「なぁ、知ってるか？今日は…えっと、あー、エンピリルフリルだったか？」
『それを言うならエイプリルフールじゃ…？』
鶴「そうそう！何でも人様に驚きを…じゃなかった、嘘をついてもいい日なんだってな？」
……何だか嫌な予感がする。危険を感じた私は、そっと部屋を出ていこうとした。
鶴「……そこで、君に協力してもらいたい事があるんだが…」
鶴「ところで…話の途中でどこに行こうとしてるんだ？」
『ギクッ！』
もう少しで逃げられると思ったところで鶴丸に肩を掴まれた。
鶴「勿論、協力してくれるよな？」
―――そして現在に至る―――
(…あと何回鶴丸さんの悪戯に付き合わなきゃいけないんだろう…。)
今回の鶴丸の悪戯は和泉守を驚かす事。
和「…今、なんつった？」
『だから、大嫌いなんです！和泉守さんの事が…！』
正直心が痛い…。『嫌い』という言葉を吐く度に罪悪感に見舞われる。
和「…で？だから何だよ。」
『ええっと…』
うわー…絶対機嫌損ねましたよね、ねぇ！？
罪悪感で胸がいっぱいになる。……取りあえず謝ろう。
私が鶴丸の作戦を無視して謝ろうとした時だった。
和「…ったく、オレの事好きなくせに。」
『えっ、ふぁ、え？』
突然の言葉に思考回路が急停止する。
和「だっ、だから！……二度も言わせんじゃねーよ。」
和「オレの事、好き…なんだろ？」
和泉守の顔は林檎の様に赤く、そして少し声が震えていた。
…相当恥ずかしいのだろう。
『あの、えっと…その…うん、好き…だよ。』
恐る恐る答えると、急に視界に和泉守が入ってきた。
…それも、もの凄い近くに。
和「…良かった。……本当はちょっと焦ったけどな。」
和「…でも、知ってるか？」
……相変わらず顔は赤いものの、しっかりとした瞳でこちらを見つめてくる。
和「エイプリルフールでついた嘘は、現実じゃ絶対叶わねぇんだってよ。」
『そう、なの？』
和「ああ、だから……」
和「『大嫌い』なんて二度と言わせねぇから、覚悟しろよな？」
――――――――――――――――――――――――――
そぉら！目潰し((殴
←鯰 ※闇落ちＶｅｒ｜赤いピアス｜物干し竿(洗濯物付き)→
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虚無零(プロフ) - コメントを残してくださり、有難うございます！作者のモチベに繋がるので本当にうれしいですm(_ _"m)何かあったらコメントくださるとうれしいです(´_ゝ｀) (2018年8月22日 23時) (
レス) id: 8b8dd662b7 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 明石………カッコいい…！好きだああ！！！とても面白いです！これからも頑張ってください！ (2018年8月22日 0時) (レス) id: 58777ef85e (このIDを非表示/違反報告)
虚無零(プロフ) - コメントありがとうございます！自分には勿体ないお言葉です(´_ゝ｀)なるべく更新頑張りますので気長に待っていてやって下さいm(_ _"m) (2018年4月18日 23時) (レス) id: 8b8dd662b7 (このIDを非表示/違反報告)
のんのん - いつも楽しみに見させていただいています。( ´艸｀)これからも無理しないように、頑張ってください(*ﾟ▽ﾟ)ﾉ (2018年4月14日 17時) (レス) id: fd50aac36b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：虚無零 | 作成日時：2017年8月2日 1時
