今日の貴方のお相手は…？
鬼のお面〜髭切〜 【設定：貴方は憧れの人に夢中です】
髭「君のその好きな…えーっと…何だっけ？」
『ん？…ああ、この人？』
そう言って私はテレビ画面を指差す。
そこには華やかな衣装をまとった一人の男性歌手がいた。
『格好いいよね〜、イケメンだし優しいし歌上手だし…惚れるわー。』
髭「…ふーん。あ、ところでさ、近くに美味しい団子屋が出来たんだって。今から行かない？」
『今はいいや。この人のドラマもうすぐ始まっちゃうし。』
最近はこの男性歌手にどっぷりとハマっている。
私は一度ハマりだすとその事にしか目がいかなくなるという悪い癖がある。
…そのせいで周りの事をよく疎かにしがちだった。
髭「うーん、それは困ったなあ…。僕、鬼になっちゃうよ。」
『きっと大丈夫だよ。…あっドラマ始まった！』
髭「…。」
この時の私は気づいていなかった。…髭切が嫉妬心を募らせていることに。
髭「よそ見しないでよ、僕はここに居るから。ねっ？こっち向いて？」
『ごめん、今いいところだからッ――！？』
髭「鬼は欲しいものを力で奪い取る。…こうやって…ね？」
突然現れた髭切の腕によって視界が遮られる。
そのままソファに押し倒され、身動きが取れなくなってしまった。
『ひ、髭切…？』
髭「君のせいで鬼になっちゃった。…責任、取ってくれるよね？」
そう言って髭切は首元に顔を埋め、首筋に噛みついてきた。
『い、いやっ！そこ、やだ…っ！？』
散々甘噛みをされた後、ツーっと首筋を指でなぞられる。
体験した事のない感覚に思わず髭切に抱き着いてしまった。
髭「…ん？どうしたのかな？そんなに抱き締めて……もしかして、もっとして欲しいの？」
『ちがっ！』
必死に彼に抵抗する。…すると今度は耳元に顔を近づけ、
髭「僕ね、一度鬼になっちゃうと暫く歯止めが利かなくなるんだ。」
低く、くすぐったくなるような声で囁かれる。
『ひげ、きり…ごめん、謝るから…もうやめて…。』
髭「だーめ、許してあげないよ。…今から僕は君を喰べる。」
そう言って今度は腰の辺りを指でなぞられる。
…必死に声を我慢している私を見て髭切は言った。
髭「うんうん、大人しくていい子だね。安心して、そんなに痛くしないよ。」
髭「…その体に優しく教えてあげるから。…君は誰のものかを…ねっ？」
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ネ タ 切 れ
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虚無零(プロフ) - コメントを残してくださり、有難うございます！作者のモチベに繋がるので本当にうれしいですm(_ _"m)何かあったらコメントくださるとうれしいです(´_ゝ｀) (2018年8月22日 23時) (
レス) id: 8b8dd662b7 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 明石………カッコいい…！好きだああ！！！とても面白いです！これからも頑張ってください！ (2018年8月22日 0時) (レス) id: 58777ef85e (このIDを非表示/違反報告)
虚無零(プロフ) - コメントありがとうございます！自分には勿体ないお言葉です(´_ゝ｀)なるべく更新頑張りますので気長に待っていてやって下さいm(_ _"m) (2018年4月18日 23時) (レス) id: 8b8dd662b7 (このIDを非表示/違反報告)
のんのん - いつも楽しみに見させていただいています。( ´艸｀)これからも無理しないように、頑張ってください(*ﾟ▽ﾟ)ﾉ (2018年4月14日 17時) (レス) id: fd50aac36b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：虚無零 | 作成日時：2017年8月2日 1時
