今日の貴方のお相手は…？
苺〜大包平〜 【設定：貴方は突然の雨に見舞われました】
『…あのー、迎えに来てくれたのは有難いんですけど…。』
大「何だ、礼には及ばないぞ。」
ああ、確かに後で何かお礼をしなければならない。いや、そんな事よりも
『なんで傘、一本しか持ってきてないんですか？』
激しい雨の中、傘を二人で分け合うのは大変なものがある。
ましてや身長差もあるため尚更、だ。
大「別にいいだろう…それとも、天下五剣に劣る俺では不満なのか？」
『違いますよ！ただ、その…何というか…』
大「何だ、言いたい事があるのならばハッキリと言え。」
…っもう！デリカシーってものが無いんですか、貴方には！！！
普通に考えればこの状況がどれだけ恥ずかしい事か分かるでしょうに！！！
『…はっ…』
恥ずかしいんですよ！この状況がっ！と言おうと意を決した時。
大「おいお前、ちゃんと前を見て歩け。」
大包平の鋭い声がして、気づけば私は肩を引かれて彼の胸の中にダイブしていた。
『！？』
大「…チッ、無視か……ああ、すまん。雨に当たってしまったか？」
そう言って彼は頬を伝う雨粒を指で拭うと、何事も無かったかのようにまた歩き始めた。
……今度は肩を抱き寄せながら。
『あ、あのっ、これは一体どういうおつもりですか…！』
大「どういうって…こうすれば雨にも当たらないし、人にぶつかったりもしないだろう。」
私は恥ずかしさのあまり、反射的に彼から離れようとした。
大「おい！何故逃げようとする！？――ッ待て！」
強引に腕を掴まれて、後ろから強く抱きすくめられる。
…私の鼓動は先程よりも遥かに加速していた。
大「…逃げ……くれ…。」
その時、耳元で彼が何かを囁いた。
大「…お願いだから、俺から逃げないでくれ…。」
その声は微かに震え、感情を抑えきれぬ様子が伺えた。
大「お前の事がどうしようもなく好きなんだ。だから――」
大「…お前も、俺を好きになれ。」
―――――――――――――――――――――――――――――
大包平が天下五剣でもいいと思うんだ、うん。
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虚無零(プロフ) - コメントを残してくださり、有難うございます！作者のモチベに繋がるので本当にうれしいですm(_ _"m)何かあったらコメントくださるとうれしいです(´_ゝ｀) (2018年8月22日 23時) (
レス) id: 8b8dd662b7 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 明石………カッコいい…！好きだああ！！！とても面白いです！これからも頑張ってください！ (2018年8月22日 0時) (レス) id: 58777ef85e (このIDを非表示/違反報告)
虚無零(プロフ) - コメントありがとうございます！自分には勿体ないお言葉です(´_ゝ｀)なるべく更新頑張りますので気長に待っていてやって下さいm(_ _"m) (2018年4月18日 23時) (レス) id: 8b8dd662b7 (このIDを非表示/違反報告)
のんのん - いつも楽しみに見させていただいています。( ´艸｀)これからも無理しないように、頑張ってください(*ﾟ▽ﾟ)ﾉ (2018年4月14日 17時) (レス) id: fd50aac36b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：虚無零 | 作成日時：2017年8月2日 1時
