今日の貴方のお相手は…？
円月輪〜モモチタンバ〜 【設定：敵から追われ、木の上に避難しています。】
モ「…主殿、今帰った。…残りの悪霊は全員仕留めたと思う。」
『おかえり。…あっ、頬に血が…。』
私は懐からハンカチを取り出すと、頬に付いていた血を綺麗に拭った。
モ「…貴殿は…俺の事をどう思っている？前の権力者の様に俺を恐れるか？」
『ううん。貴方は私をいつも守ってくれるし、優しいから好きだよ。』
そう言って微笑む。彼は私にとって家族の様な存在だ。勿論、他の英傑たちも。
彼は私の言葉を聞くや否や安心したのか、静かに私の隣に座った。
『突然どうしたの？貴方がそんな事言い出すなんて。』
普段は寡黙で感情はあまり表に出さない人だったから、さっきの発言には少し違和感がしたのだ。
モ「…いや、単に気になっただけだ。しかし、主殿が俺と同じ想いを抱いていたとはな…。」
『同じ、思い？』
モ「ああ、俺も貴殿の事が好きだ。この想い、受け取ってくれるな？」
彼が私を見つめている。けど、私が抱いている【好き】はきっと彼と同じではない。
…否定しないと彼に悪い。それに勘違いのままではお互い苦しい思いをするだろう。
『私、貴方の事好きだけどそういう意味じゃなっ！？』
刹那。私は彼の腕に中にいて、あろうことか彼は私の首筋に噛みついていた。
『ひゃうっ！？なな何して…んっ！』
抵抗しようとした時、首に鋭い痛みが走った。
モ「主殿が何と言おうと関係ない。…ほら、首に俺の印を刻んでおいた。もうこれで主殿は…」
『でっ、でも！体は貴方の物でも、心は貴方の物じゃない！…から。』
身体で抵抗できない分、言葉で抵抗するしかない。そう思った私はそう叫んだ。
すると彼はフッと不敵に笑うと、顔を耳元に近づけて
モ「問題ない。俺が貴殿を好きにさせればいいだけの話だ。…こんな風に。」
『！？…やっ！耳…舐めないでっ…。』
モ「……貴殿の心から俺を消えぬようにしようか。ああ…俺を恐れる顔も、可愛らしいな。」
モ「…もうこれで、貴殿の心は俺から離れることはできない…そうだろう、A？」
―――――――――――――――――――――――――――――――――
何か…ヤンデレ感凄い。
←眼帯｜円月輪｜薔薇の花束 ※ちょっと閲覧注意→
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虚無零(プロフ) - コメントを残してくださり、有難うございます！作者のモチベに繋がるので本当にうれしいですm(_ _"m)何かあったらコメントくださるとうれしいです(´_ゝ｀) (2018年8月22日 23時) (
レス) id: 8b8dd662b7 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 明石………カッコいい…！好きだああ！！！とても面白いです！これからも頑張ってください！ (2018年8月22日 0時) (レス) id: 58777ef85e (このIDを非表示/違反報告)
虚無零(プロフ) - コメントありがとうございます！自分には勿体ないお言葉です(´_ゝ｀)なるべく更新頑張りますので気長に待っていてやって下さいm(_ _"m) (2018年4月18日 23時) (レス) id: 8b8dd662b7 (このIDを非表示/違反報告)
のんのん - いつも楽しみに見させていただいています。( ´艸｀)これからも無理しないように、頑張ってください(*ﾟ▽ﾟ)ﾉ (2018年4月14日 17時) (レス) id: fd50aac36b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：虚無零 | 作成日時：2017年8月2日 1時
