TVXQ―運命―Ⅱ

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私達の運命

コーヒーアメリカへ来て約２年

予定ではあと１年頑張れば日本に帰れる。

すっかり成長したあたし。

ちょっと老けた？

今は２２歳

だいぶ大人になった。

「Aちゃん。今日僕の家で打ち上げやるけど来る？」

あのリクさんもだ。

「打ち上げですか？…」

なんであんたの家で打ち上げなのよ。

あたしが悩んでいると、後ろから愛海沙さんがやってきて、あたしを誘った。

「いいんじゃない？一緒に行きましょうよ＾＾」

可愛い愛海沙さんに言われたら逆らえない。

「……分かりました～」

やだけど仕方なく行くことになってしまった。

…ああ。

行かなければ。

あたしがこのとき行かないと言っていればよかった。

それなのに……

「じゃあ決定。何時でもいいから」

そう言って満足げにリクさんは笑った。

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夜２０時

行く気がなかったあたしは、遅れて行った。

「遅かったね、もうみんないるよ」

リクさんに迎えられ、愛海沙さん達のところへ向かった。

２年の間に友達も増えた。

まぁ、言葉は時々うまく伝わらないけど、ジェスチャーでなんとかやっている。

なるべくお酒は控えて、お茶を飲むことにした。

(そう言えば日本でもこんな事あったっけ。東方神起のメンバーとハルさんと……)

まわりではみんな会話に花が咲いて盛り上がっている。

……―――――――――

３時間ほど経つと、みんな家に帰っていった。

あたしは部屋が隣なので、残ってかたずけを手伝っていた。

「ごめんね、残ってやってもらっちゃって」

申し訳なさそうにリクさんは笑う。

「家となりですし、大丈夫です」

ひと段落ついたところで

「トイレ借りていいですか？」

「あ、どうぞ」

トイレに向かった。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

Aがトイレに行っている間、リクは急いでキッチンへ向かった。

コーヒーを入れ、横に引き出しから袋と取り出すと、中から薬を１粒取りだした。

それを入れたばかりのコーヒーの中へポチャンと入れる。

温かいコーヒーは薬を一気にとかした。

不気味にリクが笑う………